小池百合子都知事は“崖から飛び降りる覚悟”で選挙戦に打って出たが、それが比喩で済まないのが韓国の政界である。身内の逮捕は言うに及ばず、自殺・暗殺・死刑判決と、歴代トップの末路は常に悲劇と隣り合わせ。背景には彼の国特有の宗教的な事情があった。 *** 韓国で大統領の座に就いたのは、朴槿恵氏を含めて11人を数えるが、そのほとんどが退任後、過酷な運命に晒されている。 初代の李承晩(イスンマン)は民衆の反発で下野を余儀なくされ、ハワイに亡命。その後、軍事政権を樹立した朴槿恵の実父・朴正煕(パクチョンヒ)が、側近のKCIA部長に暗殺されたのはご承知の通りだ。 さらに、全斗煥(チョンドゥファン)には死刑判決が下され(後に特赦で釈放)、87年に韓国が民主化を果たした後も、親族を巻き込んだ疑獄は枚挙に暇(いとま)がない。 「先代の李明博(イミョンバク)の兄が斡旋収賄容疑で逮捕されたのは記憶に新し
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