新しい東京都知事が誕生した。選挙が終わった僕の感想は、やはり舛添要一さんだったか、という印象だった。世論調査でリードしていたからとか、自公の応援があったから、ということだけが理由ではない。実は「朝まで生テレビ!」で僕は主要候補と議論している。 細川護煕さんの票が伸びなかったことも、納得できる。当選したら困ったことになったと思うのではないかと、細川さんの話を聞いたときに、僕は感じたのだ。細川さんにとって都知事選は、都知事になるための戦いではなく、「脱原発運動」の場であった。応援していた小泉純一郎さんも同じだ。僕には、そのように思えて仕方がなかった。小泉さんとのツーショットの映像を、テレビであれだけ流してもらえたのだから、アピールとして十分だったのだろう。 そういう意味で、前日本弁護士連合会会長の宇都宮健児さんに対しても同じ印象だ。「朝まで生テレビ!」で僕は宇都宮さんに、「脱原発という点で一致