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ブックマーク / hinden563.exblog.jp (9)

  • カメラはAF化以降つまらなくなったのは事実だが・・・ | 徒然なるままに

    カメラという機械というか、道具というか、そういうものに思い入れを強くできるのは、カメラそのものが工芸品だった時代までであって、自動化されたかわりに失ったものも大きいのではないだろうか。たしかに、カメラは自動化によってどんどん便利になり、誰でも失敗が少なくカメラで写せるようになった。しかし、自動化されたカメラ、とくにAF化以降のカメラにはあまり思い出がなく、単によく写るカメラになっただけだ。とくに、デジタルカメラはその感じが強く、とても「名機」だとか、まして「銘機」などと呼べるカメラはなくなった。ただし、よく写るし、失敗もカバーできるから、道具としてはある意味では完成に近づいたと言えるだろう。だから、デジタルカメラを礼賛するのを別に否定はしないし、贔屓のデジタルカメラがあってもいい。ただ、写真を撮るという行為において、どれだけカメラやレンズの占めるウエートが大きいのだろうか。そういうカメラや

    カメラはAF化以降つまらなくなったのは事実だが・・・ | 徒然なるままに
  • いま一眼レフなのか、それともほかのタイプのカメラか? | 徒然なるままに

    いま一眼レフメーカーと言えば、ニコンとキヤノンの「2強」に、ペンタックスリコー、オリンパスそしてシグマの5社になってしまった(中判一眼レフは除く)。昔は俗に「一眼10社」などと言われて、実際には10社以上があった。記憶を辿ってみると、ソニー、京セラ(ヤシカ)、ミノルタ、富士フイルム、コニカ、リコー、マミヤ、ペトリ、ミランダ、ズノーなどがあった(順不同、もしかして忘れているメーカーがあるかも知れない)。この中で一眼レフはいまのところラインアップから外れているがα100から始まってα900まで一眼レフを出し続けていたのがソニーである。富士フイルムは現在一眼レフは作っていないが、カメラ事業はフィルム事業とともに同社の柱だが、ほかのメーカーはすべてカメラ事業から撤退してしまった。こうなると、一眼レフファンとしては、ソニーへの期待、α900やα700を超えるデジタル一眼レフへの熱望が出てくるのはとう

    いま一眼レフなのか、それともほかのタイプのカメラか? | 徒然なるままに
  • X100で出た色モアレがX100Sでは出なかった! | 徒然なるままに

    昨日のX100SとX100の比較の続きだが、非常に面白いことを発見した。X100Sは光学ローパスフィルターレス、X100は光学ローパスフィルター搭載だということはメーカーが発表している。だから、常識的にはX100Sのほうにモアレや偽色が出る可能性があるのだが、X-Transイメージセンサーは6×6=36画素のランダム配列だから、モアレの出る可能性は低いとされている。そして、それは実際に起きて、X100Sにモアレが出ずに、X100にモアレが出てしまった。それはF16に絞って、小絞りによる回折を比較していたときのことだ。X100Sは「点像復元技術」(この詳しいことは2013年3月31日のこの日記をご覧ください)によって、たしかにX100よりも解像が高い。しかし、それだけではなく、その建物の屋根にX100では色モアレが出ているのに、同じ条件で撮ったX100Sには出ていない。これは正直言ってびっく

    X100で出た色モアレがX100Sでは出なかった! | 徒然なるままに
    Blue-Period
    Blue-Period 2013/04/27
    ローパスがあるほうがモアレる!みたいな時代に突入し、キヤノンなすすべなし。
  • ソニーの透過ミラー式カメラと特許出願の関係 | 徒然なるままに

    ソニーが昨日、α55の後継機であるα57の国内発表をして、同社はNEXシリーズとこのTLM(トランスルーセント・ミラー)シリーズをさらに推進する意思を見せた。このシリーズは2010年9月のα55、α33に始まるが、この年の3月に公開された特許出願に似たような構成の発明が記述されている(図)。ただし、この発明では位相差AFとライブビューを同時に行うためのハーフミラー(トランスルーセント・ミラー)が配置されているが、シャッターレリーズに連動してハーフミラーはアップする。つまり、一眼レフと同じような動作をするわけだが、光学系は位相差AFだけに使われ、ファインダーはEVFである。この発明の目的は、撮影時にはレンズ透過光がぜんぶイメージセンサーに当たるように、ミラーが一眼レフと同じように上方に退避し、撮影時の光量不足を避けることである。この方式だと、たしかにハーフミラーによる光量低下(ほぼ1/3程度

    ソニーの透過ミラー式カメラと特許出願の関係 | 徒然なるままに
  • パープルフリンジ、色収差、フレアを混同しないようにしよう | 徒然なるままに

    デジタルカメラ関係の用語や事実関係はほんとうにむずかしい。フィルムカメラとは比べものにならないほど難解であり、誤解や間違いもかなりある。そのひとつの例をあげると、「パープルフリンジ」(紫色の縁取りという意味)と色収差による偽色を混同したり、場合によってはフレア(ベーリンググレアを含む)といっしょにしていることもある。来のパープルフリンジはイメージセンサーの受光部であるフォトダイオードに大量の光が入射した場合、光があふれた状態になり、隣接するほかのフォトダイオードに干渉してしまうことが原因だ。こうなると、被写体の高輝度部分に隣接する低輝度部分に来ない色(偽色)が発生し、その多くが紫色の縁取りとなるため、パープルフリンジと呼ばれるわけである。ところが、撮影レンズに軸上色収差が残存している場合には、やはり被写体に紫色、場合によっては赤色や緑色の縁取りが出てしまう。いちばん色収差がわかるのは、

    パープルフリンジ、色収差、フレアを混同しないようにしよう | 徒然なるままに
  • ダイナミックレンジの拡大は着々と進んでいる | 徒然なるままに

    デジタルカメラの黎明期では、フィルムに対するダイナミックレンジが圧倒的に劣っていた。このため、RAW現像でダイナミックレンジを拡大する手法が広く使われたわけだが、その後、JPEG撮って出しでもダイナミックレンジを拡大する方法がいくつか考案された。たとえば、ソニーの特開2001-358989は白とび・黒つぶれを改善するために、複数回の露光をして、それを演算処理することにより、広いダイナミックレンジを得る方法を提案していた。これはその後いくつかの特許出願を経て、複数の露光を合成して広いダイナミックレンジを得る製品として、ソニーやペンタックスのHDR機能が登場した。いっぽう、この方式は複数回の露光をするために、動体撮影には不向きだった。それを解決しようとしたのが、オリンパスの特開2002-165226で、画素のフィルター濃度を異ならせることにより、露出のちがう複数の画像を同時に取得して、それを演

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  • デジタルカメラの未来はグローバルシャッターか | 徒然なるままに

    電子シャッター(像面シャッター)は全画素同時読み出しの「グローバルシャッター」に移行していくのか、あるいは現状のローリングシャッター(コラムごとの順次読み出し)のまま進むのだろうか。静止画はともかくとして、動画は電子シャッターであるから、両者の長所短所を見極める必要がある。グローバルシャッターは同時読み出しだから、高速動体を撮影しても、「フォーカルプレン歪み(ローリング歪み)」が出ない。だから、カメラをパンした場合にも、いわゆる「コンニャク現象」が起きない。いっぽう、グローバルシャッターは高速化がむずかしく、これが現在の技術的なネックになっているようだ。いっぽう、ローリングシャッターはオリンパスOM-D E-M5のように駆動を240fpsとすることで、動体歪みを気にならない程度に軽減することができるし、それにともなって「コンニャク現象」も軽減される。また、高速化はローリングシャッターのほう

    デジタルカメラの未来はグローバルシャッターか | 徒然なるままに
  • EOS5D MarkIIIとD800をあえて比較してみる | 徒然なるままに

    キヤノンEOS5D MarkIIIが発表され、とうぶんの間はニコンD800との比較がカメラ雑誌やウェブを賑わすことだろう。たしかに、価格ではEOS5D MarkIIIとD800E(ローパスレス)がほぼ同じ価格設定だし、両方とも35ミリ判のデジタル一眼レフである。そして、ファインダーは視野率約100%の一眼レフだ。しかし、共通点はそこまでで、この2つのカメラはほぼ対極にあり、両者を比べてもあまり意味がないと思っている。D800は36.3メガピクセルであり、解像度から言えば、EOS5D MarkIIIの22.3メガピクセルが勝負にならないことは撮り比べるまでもなくわかる。しかし、高感度性能を考えれば、画素ピッチの大きなEOS5D MarkIIIが有利なことは間違いなく、おそらくISO3200で勝負がつくだろうと想像している。そして、連写はEOS5D MarkIIIが毎秒約6コマであり、D800

    EOS5D MarkIIIとD800をあえて比較してみる | 徒然なるままに
    Blue-Period
    Blue-Period 2012/03/07
    『個人的にどちらのスペックが欲しいかと問われればEOS5D MarkIIIなのだが、カメラとしてはD800のほうがワンランク上になると思っている。』
  • ミラーレスカメラで35ミリ判はあり得るのか? | 徒然なるままに

    ミラーレスカメラはショートフランジバックだからこそ、コンパクトな広角レンズの設計がしやすい、とかマウントアダプターによって各種交換レンズが装着できるし、もちろんカメラボディーの奥行きも薄くできる。しかし、ショートフランジバックゆえの問題もないわけではない。レンズの周辺を通る光はイメージセンサーが大きくなればなるほど、フォトダイオードに入射しにくくなる。そうすると周辺光量の低下とか、周辺画質の低下が起きるため、オンチップマイクロレンズで光がフォトダイオードに入射しやすいように工夫してある。それでも、35ミリ判フルサイズとなると、マイクロレンズの補正があっても画面周辺の光量や画質が画面中央に比べて劣ってくる。とくに、デジタル設計になっていない古いレンズではそれが顕著になるが、マニアはそれを「レンズの味」だと言って喜んでいるのが現状だ。実際には周辺画質の問題があるから、ショートフランジバックで、

    ミラーレスカメラで35ミリ判はあり得るのか? | 徒然なるままに
    Blue-Period
    Blue-Period 2011/11/21
    『実際には周辺画質の問題があるから、ショートフランジバックで、35ミリ判フルサイズのライカM9はレンズをどんどんリニューアルしているのだ。』
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