国民新党幹部が14日午前、明らかにした。衆院で統一会派が結成されれば、民主党会派と合わせた議席数は318となる。定数が480の衆院は現在、欠員2で、慣例で採決に加わらない横路議長も除くと、両会派で衆院の3分の2の議席に達することになり、参院が否決した法案の再可決が可能になる。 国民新党は、衆院での再可決により、労働者派遣法改正案や郵政改革法案を成立させたい考えだ。すでに社民党の重野幹事長に打診しているが、社民党は回答を保留している。社民党内では「政策実現のためには統一会派も必要だ」という前向きな声もあるが、「党の独自性が失われる。与党との統一会派は支持者に理解されない」という慎重論が強い。