印刷 関連トピックス地震麻生太郎健民国民小学校の児童代表から手作りの記念品を受け取る麻生太郎元首相(右)=村上太輝夫撮影 東日本大震災で義援金をもらったお礼のため、麻生太郎元首相が9日、台湾中部・台中市の健民国民小学校を訪れた。麻生氏は「中華民国建国100年」を祝う10日の式典出席のため台北入りした。同小の児童がお小遣いから少しずつ出し合い日本に送った話を知り、滞在日程をやりくりした。 集まった約160人の児童を前に麻生氏は「皆さんの行動を通じ、日台の信頼関係を改めて感じた。復興への勇気を与えていただいた」と語りかけた。 台中では1999年に大地震があり、健民小は日本からの義援金をもとに校舎を再建した。このため今回の震災では児童、教員、地元の市民らがいち早く67万台湾ドル(約168万円)の義援金を集めた。