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ブックマーク / science.srad.jp (15)

  • 負極に昆布を使用すれば、リチウムイオン電池の容量が 10 倍に | スラド サイエンス

    せっかくなんで今回の話を理解するために必要なリチウムイオン電池の知識を. ・バインダー 電池の電極は基的に活物質とバインダーから出来ています. 活物質というのは実際にLiイオンを吸収・放出する材料です.ただ,粒子が大きいと内部までイオンが浸透するのが大変になる(使える容量が減る,充放電速度が遅くなる)ため,通常はナノ粒子化して使用します.こうすると表面積が増えてイオンの吸収・放出が速くなり(=充放電が速くなる),中心まできっちりイオンが入れるため容量もしっかり使い切れるようになります. その一方,ナノ粒子のままだとバラバラに崩れてしまいますし,集電極(外部と繋がっている電極)との電気的な接触も取れませんから,ナノ粒子をしっかり結びつけて全体の形状を保持するための「糊」が必要になります.これがバインダーで,今回の報告ではこのアルギン酸ナトリウムをバインダーとして15wt%使用しています.リ

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    CUTPLAZA-Tomo 2011/09/14
    昆布で10倍に増える。つまりワカメなら・・・
  • 海水不使用の養殖フグ、初出荷 | スラド サイエンス

    岡山理科大学は、トラフグを海水を使わずに養殖することに成功し、7月28日に岡山市の中央卸売市場へ出荷した。海水を使わずに養殖したフグが出荷されるのは国内初という(asahi.com の記事、 YOMIURI ONLINEの記事、 トラフグ飼育日記)。 養殖には同大の山俊政准教授らが開発した「好適環境水」を使用している。好適環境水は淡水に電解質を加えたもので、海水魚と淡水魚が同じ水槽内で生育することも可能だという。山准教授らは魚の浸透圧調節に深くかかわる成分と濃度を特定することにより、好適環境水を生み出したとのこと。好適環境水では生育が早く、気候や病気の影響も受けない。海水を運ぶ必要がないので、山間部でも低コストで海水魚養殖が可能となる。試会での評価も良好で、「おかやま理大フグ」のブランド名で売り出すとのことだ。

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    CUTPLAZA-Tomo 2011/08/01
    養殖フグは与える餌によって無毒化が可能らしいけど、法律だかなんかで肝は食べたらいけないんだっけか
  • 雑誌「クロワッサン」の「放射線によって傷ついた遺伝子は子孫に伝わる」という文言が話題に | スラド サイエンス

    結局微量放射線への被曝の影響なんて現代の科学(含む統計学など)では解析不能な部分で、 「影響がある」とも「影響がない」ともいえないのが真実であり、 それ故LNT仮説なんてものを採用しているわけです。 学術の世界では、既存の常識への反論・異論はしばしば学問の発展につながることもあり尊重されますので 「放射線は微量でもきわめて重大な影響がある」と言おうが 「微量の放射線の影響はほぼなし」と言おうが全くの自由ですが、 それはあくまで学者として主張をする上での前提(現在の科学は誤りを含んでいる)などがあるわけです。 一般人相手に一方的な学者の意見を採り上げるマスメディアなどは故意に流してるとしか思えません。 (当に無知の可能性もわずかながらありますが) 現在では「影響があるか分からない」が正解であり、それ故野放しになっています。 さて、私たちは日常的にDNAに損傷をきたし修復されると行った生活を

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    CUTPLAZA-Tomo 2011/07/01
    @[B!]
  • 40万 G の重力にも耐えて生存する生命体が発見される | スラド サイエンス

    独立行政法人海洋研究開発機構 JAMSTEC は地球の 40 万倍を超える高重力環境でも生命が存在しうることを発見した (JAMSTEC のプレスリリース、doi: 10.1073/pnas.1018027108) より) 。 毎分最高 66,000 回転で回転可能な遠心機を用いて高重力下における 5 種類の微生物の生育を比較したところ、地球の 1 万倍程度の重力まではどの微生物の生育も影響を受けなかった。5 種のうち 2 種 (大腸菌とパラコッカス・デニトリフィカンス) においては 40 万倍の高重力環境でも生育可能であることが発見された。 今回の研究は、地球よりもはるかに大きな重力の下での (微) 生物の振る舞いを初めて明確にしたと同時に、生命存在の可能性が重力によっては制限されないことを示すもので、地球外生命の探索に大変重要な寄与をすると考えられる、とのこと。 40 万 G って言う

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    CUTPLAZA-Tomo 2011/04/28
    重力というかGかな? 超遠心力であって圧力ではないんね
  • ガンは 10 億年前の生命の姿? | スラド サイエンス

    ガンとは何か ? という問いに、原始の多細胞生命との類似性を見出している研究者らがいるそうだ (Australian Life Scientist の記事、家 /. 記事、doi: 10.1088/1478-3975/8/1/015001) 。 研究者 Paul Davies と Charlie Lineweaver は、ガンは細胞間の協力を司る原始の遺伝子によるという研究を発表した。この原始の遺伝子は、生命がより発達してから現れた遺伝子によって抑制されているが、何らかの理由でこれが働かなくなると発現するという。 この考え方からすると、ガンは突然変異による制御不能で凶暴な細胞ではなく、より原始的なレベルに先祖がえりしてしまう細胞であり、いわゆる「セーフモード」でのブートに例えられるという。どちらにせよ生命を危険に晒すことの多いガンだが、原始的なものであるとすればその変異の種類には限りがあ

  • ミツバチ大量死の原因、解明か | スラド サイエンス

    ミツバチが失踪する「蜂群崩壊症候群」が世界中で問題となっているが、この原因がとうとう解明されたそうだ (The New York Times の記事、家 /. 記事、doi:10.1371/journal.pone.0013181.t001より) 。 米国では 2006 年、ミツバチのコロニーの 2 〜 4 割が「蜂群崩壊症候群」に見舞われたとも言われている。モンタナ大学や米軍の研究機関らによる共同研究によると、「蜂群崩壊症候群」が発生した全てのコロニーにおいて、ある特定のウィルスとカビによるダブルパンチが確認されたとのこと。 どちらか片方のみでは持ちこたえるコロニーもあるようだが、両者が組み合わさると 100 % の確率でコロニーが崩壊してしまうとのこと。ウィルスとカビのどちらかがコロニーに打撃を与え、もう一方が決定打となっているのか、それとも両者が組み合わさることで何か特別な作用が働

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    CUTPLAZA-Tomo 2010/10/13
    『ある特定のウィルスとカビによるダブルパンチ』
  • 「うるう秒」廃止へ ? ITU が新方式を検討中 | スラド サイエンス

    国際電気通信連合 (ITU) は UTC (協定世界時) から「うるう秒」を廃止することを検討しているそうだ (PC World の記事、家 /. 記事より) 。 1971 年から導入されている「うるう秒」は、ソフトウェアが不具合を起こす一因となっている。2008 年末のうるう秒調整においてはオラクルのソフトウェアが予期せずリブートするといったバグが発生していた。 ITU では、UTC (協定世界時) とUT (世界時) との差を今後数百年に渡り修正せず、ある時点で「うるう時間」として一気に修正を行うという新たな方法が検討されているとのことだ。

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    CUTPLAZA-Tomo 2010/08/26
    『今後数百年に渡り修正せず、ある時点で「うるう時間」として一気に修正を行うという新たな方法が検討』
  • 多治見市「余計に暑くなるので、打ち水やめます」 | スラド サイエンス

    「日一暑いまち」岐阜県多治見市で、2007 年からはじまった散水車での「打ち水作戦」を今夏から中止することがわかった (YOMIURI ONLINE の記事より) 。 市民の一部からは散水を疑問視する声があがっていたといい、「散水直後は一気に 2、3 度下がったような気がするが、10 分もすると湯気が立ちこめ、さらに暑くなる気がする」という声が紹介されている。 岐阜大学大学院の吉野純助教によると、「打ち水は、実施する場所によって効果がある場合とそうでないケースがある。市街地緑化など、根的な暑さ対策が必要だ」とのこと。

    多治見市「余計に暑くなるので、打ち水やめます」 | スラド サイエンス
    CUTPLAZA-Tomo
    CUTPLAZA-Tomo 2010/08/07
    日陰+打ち水+風=涼しい 無風だと余計暑くなる。昔なら打ち水は風情の助けもあったのだろうけど
  • 頭を再生する遺伝子、プラナリアで解明 | スラド サイエンス

    英ノッティンガム大学の研究チームが、頭や脳を再生する遺伝子をプラナリアで突き止めたとのこと (The Register の記事、家 /. 記事より) 。 脳を含めた頭の再生は「smed-prep」と呼ばれる遺伝子が司っているという。この遺伝子は幹細胞から脳細胞などを再生するだけでなく、細胞が正しい場所に作りだされ、組織として機能するようにする重要な役割も担っているとのこと。 研究チームを率いた Aboobaker 博士はプラナリアが欠損細胞生成に対処する仕組みも解明したいと考えているそうで、プラナリアでの仕組みを完全に解明することによって人間における再生医療実現の道が開けてくるとのことだ。

  • チリ地震の影響で「1日」が1マイクロ秒ほど短くなった? | スラド サイエンス

    2月27日に南米チリ中部で発生した地震(M8.8)は、震源地周辺の大きな被害が報告されつつあるのに加え、太平洋を隔てた日へも津波が押し寄せるという、非常に大きなものだった。そして、NASA JPLの研究者がこの地震の地球に与えた影響を計算したところ、「1日」が1マイクロ秒ほど短くなるほどの規模だったことが分かったようだ(家/.記事:Chilean Earthquake Shortened Earth's Day、 元ネタ:Chilean Quake Likely Shifted Earth’s Axis, NASA Scientist Says)。 地震によって地球表面で大きな質量が上下すると、地球の自転速はわずかに変化する。今回の地震で動いた断層の長さやすべり量から見積もったところ、地球の自転速が上がることによって「1日」が1.26マイクロ秒ほど短くなり、また地軸も2.7ミリ秒角(距

  • 112番元素の名称は「Copernicium」に決定 | スラド サイエンス

    化学会メール通信にて配信された記事により知りましたが、2/19にIUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry)から112番元素の名称についてプレスリリースがあったと伝えられました。合成した研究機関であるドイツのGSI(重イオン研究所)からもプレスリリース(独語)されています。 元素名:Copernicium元素記号:CnドイツGSIの研究グループが1996年2月9日に発見した112番元素ウンウンビウム Uubは、昨年中にIUPACにより認定されていました。研究グループは、コペルニクスの業績を称える為に、Uubに対してCoperniciumと名付けるよう提案していました。この提案が認められ、今回、IUPACが名称の宣言を行いました。2月19日にUubの名称を宣言したのは、この日がコペルニクスの誕生日である為だそうです。粋な

  • 人間の最高速度、理論上は「時速64km」 | スラド サイエンス

    LiveScienceに「Humans Could Run 40 mph, in Theory」という記事が出ている。内容はタイトルの通り、「理論上は、人間は時速40マイル(約64km)で走ることができる」というもの。 記事によると、優れたスプリンターが走っている際に片足にかかる負荷は800〜1000ポンド(約362〜453kg)だそうだが、人間の足はもっと大きな衝撃に耐えられるようになっているらしい。 たとえば、スプリンターが全力で走っている場合に足にかかる負荷は、片足で跳ねるような動作をする場合に足にかかる負荷の30%程度しかなく、余裕があるとのこと。つまり、筋肉の収縮速度をより速くすることで、まだまだ人間の走る速度は向上できる、ということだそうで、その限界は(理論上は)時速35〜40マイル(56〜64km)程度と考えられるそうだ。 ちなみに、「世界最速」と言われるウサイン・ボルト選手

  • 菌類にかもされた木材を使い、名器「ストラディバリウス」を超える音色を作りだす | スラド サイエンス

    ストーリー by hylom 2009年09月18日 11時35分 普通の木材で作ったバイオリンも入れて実験してほしいなぁ 部門より バイオリンの世界では、「ストラディバリウス」と呼ばれる楽器が名器として知られている。これは、イタリアのアントニオ・ストラディバリが製作したもので、その音色には使用されている木材が大きな役割を果たしているとされている。 ストラディバリウスで使用されている木材は、中央ヨーロッパで1645年から1715年の間厳しい気候が続いた際のものであり、この頃の樹木は成長が遅かったたため木目が均一であるという特徴をもつそうなのだが、スイスの研究者らが細菌を利用し、このような「木目が均質な木材」を作り出すことに成功したそうだ(ScienceDaily、家/.記事)。 この特殊な菌類は木材の細胞構造を変化させ密度を低下させ、均質性を向上させるという。この処理を施した木材を使いバ

    CUTPLAZA-Tomo
    CUTPLAZA-Tomo 2009/09/18
    のちの、かもしンガルである
  • これまでの「限界」を超えた超新星の発見 | スラド サイエンス

    山陽新聞の記事によると、地球から約3億光年離れた場所で発見された超新星SN 2009dcが、これまで限界と考えられてきた明るさの約2.7倍であることを、広島大や東大などの研究チームが突き止め、13日発表した。(広島大のプレスリリース、東大のプレスリリース、ApJ掲載予定論文、ApJ Letters掲載予定論文) Ia型超新星とは、超新星のうちHのスペクトルが見られず、Siのスペクトルが見られるもののことである。連星系を構成している白色矮星に対して相手の恒星からの恒星風が降着して質量が増大すると、白色矮星内部の電子の縮退圧では重力に抗しきれなくなりさらに圧縮され中心の炭素の核融合が起きることによって、Ia型超新星になるとされている。電子の縮退圧によって支えられる質量には理論的な上限があり、チャンドラセカール限界質量(=太陽質量の約1.4倍)と呼ばれている。このようなメカニズムにより、Ia型超

  • 他人の不幸でメシはうまかった | スラド サイエンス

    放射線医学総合研究所の高橋英彦主任研究員らが、妬みや他人の不幸を喜ぶ感情に脳のどの部位が反応するかを確認し、他人の不幸は蜜の味という言葉通りに心地良いものであるとする研究結果が 13 日付の「Science」に掲載された (Science の記事, Science ハイライト日語訳, 産経ニュースの記事) 。 健康な大学生男女 19 人に台を渡して平凡な主人公になりきってもらい他の登場人物に対する脳の反応を fMRI を用いて観測した。その台のシチュエーションは 2 つ。1 つ目は「就職に失敗して中古の自動車を所有しながら賃貸暮らしをしていたところ、高級外車を乗り回す妬ましい存在が現れる」というもので、2 つ目は「この妬ましい人物に会社の経営危機や自動車のトラブルが発生する」というもの。1 つ目の「嫉妬」の実験では身体的苦痛に関与する領域と同じ前部帯状皮質が刺激され、2 つ目の「嫉妬

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