堺市のLRT(次世代型路面電車)計画中止に伴って廃止の危機に陥った阪堺電気軌道の市内区間に対する総額50億円の支援策案について、市は15日から1か月間、市民意見を募集する。総事業費145億円のLRT計画を、昨秋の市長選で当選した竹山修身市長の判断で中止したことに伴う巨額の支援策案で、市は市民意見などを参考に、正式決定したい意向だ。
堺市のLRT(次世代型路面電車)計画中止に伴って廃止の危機に陥った阪堺電気軌道の市内区間に対する総額50億円の支援策案について、市は15日から1か月間、市民意見を募集する。総事業費145億円のLRT計画を、昨秋の市長選で当選した竹山修身市長の判断で中止したことに伴う巨額の支援策案で、市は市民意見などを参考に、正式決定したい意向だ。
大阪・ミナミと堺を結ぶ路面電車の阪堺線に、東京の下町を走る都電荒川線の昭和20年代の“オールウェーズ”カラーの電車がお目見えした。東西チンチン電車のコラボ企画で、鉄道ファンの注目を集めそうだ。 6日から阪堺線で運行された“都電カラー”車両は、昭和32年から製造された「モ501形車両」。都電荒川線が昭和24〜53年にかけて採用していた、黄色の下地に赤色のラインを施した旧塗装が施された。 運行する阪堺電軌と親会社の南海電鉄は、平成20年から東京都交通局が運行する都電荒川線と共同で旅客誘致活動を行っている。今回の車両塗装の“相互乗り入れ”も、この一環で初めての試みという。
大阪市と堺市を結ぶ路面電車・阪堺電車のファン拡大に向け、阪堺電気軌道(大阪市住吉区)と南海電鉄(同市中央区)は、29日から9月末まで、共同で「I LOVE チン電キャンペーン」を実施する。 南海グループは、3カ年経営計画で、沿線活性化の推進を掲げ、主要施策として「阪堺沿線での観光振興」を打ち出している。 キャンペーンでは、チンチン電車の存在を再認識してもらうため、阪堺電車をあしらったロゴ入りTシャツを阪堺路面電車まつり(6月6日開催予定)、阪堺電車で堺を巡るツアー(南海電鉄が6月中旬実施予定)で、参加者にプレゼントする。 貸し切りイベント電車を利用した先着4000人に、ロゴ入りうちわを贈呈。キャンペーン期間中、車両にロゴステッカーを張って運行する。 問い合わせは、阪堺電軌営業課(06・6671・3080)。【山田英之】
来月29日、いちびり検定 「通天閣へ行きたいか」――。南海電鉄と阪堺電気軌道などは4月29日、住吉大社(大阪市住吉区)や新世界(同市浪速区)など沿線の名所を巡りながら、クイズに答える催し「阪堺縦断ウルトラクイズ『いちびり検定』」を開く。 昨年に続き2回目。堺市の大浜相撲場を出発し、地域の特産や文化、歴史などのクイズに「○×」で答え、間違うと先に進めない。同市内や住吉大社でのクイズに正解した20人だけが、貸し切りの路面電車で新世界に向かう。優勝決定戦は通天閣で行い、勝者には電車に飾ってある特製フラッグを贈る。 定員250人(応募多数の場合は抽選)。参加費は無料だが、南海電鉄などの指定区間が1日乗り放題になる「堺・住吉まん福チケット」(1000円)の持参が条件。小学生以下は保護者の同伴が必要。 事前申し込みが必要で、南海電鉄のホームページ(http://www.nankai.co.jp/)から
ここで降りるぜ喜多さんよ 阪堺電気軌道 住吉鳥居前2008年12月27日 印刷 ソーシャルブックマーク 住吉大社の大鳥居の前をチンチン電車が横切っていく。奥の本殿に向かってお辞儀をする男性がいた日曜や正月には露店が並んで華やぐ境内。後ろ向きに倒れてしまいそうな反橋(そりばし)を渡って本殿を目指す80歳で現役の161形電車。10両あり、車体の色は様々=いずれも大阪市住吉区 フォトギャラリー 江戸を出発した弥次(やじ)さん、喜多(きた)さんは、愉快な騒ぎを起こしながら住吉大社で旅を終えた。門前の繁盛ぶりに心躍り、参拝もそこそこに酒を飲もうと近くの料理屋へ転がり込んだ――。約200年前に十返舎一九(じっぺんしゃいっく)が創作し、庶民に笑いを提供した「東海道中膝栗毛(ひざくりげ)」のラストシーンだ。 2人が歩いたのは大社前を南北に走る紀州街道。当時、第一の鳥居は5キロも北の今宮辺りにあり、通り
阪堺電気軌道(本社・大阪市)に、ニューデザインの路面電車がお目見えした。今回は線香づくりなど堺市の地場産業や、同市内を走る予定のLRT(新型路面電車)などが描かれており、旧デザインとは違った角度から堺をアピールした内容になっている。 新しいデザインの路面電車は、路面電車の存続を求める市民らでつくる「堺のチンチン電車を愛する会」(堀畑好秀会長)が「ボディー広告」として地元企業などから広告料を募り、平成17年6月に1号車を登場させたのをはじめ、これまで4号車目を登場させた。 この広告車両は2年契約で、2号車の契約が切れたたことから、デザインをリニューアルした。 毎回デザインを担当しているのは堺市の画家、岩本かずえさん(59)で、今回は堺の地場産業である線香づくりの様子や地場産品である浴衣を描いたほか、路面電車、市が基本計画の骨子案を発表したLRTも描いている。 同市内を走る同軌道阪堺線の停留所
ぷらっと沿線紀行(42) 車やバスがひっきりなしに行き交うあべの筋のど真ん中。緑のテントがかけられた停留場に、路面電車が滑り込む。阪堺(はんかい)電気軌道上町線の起点・天王寺駅前。電車は折り返し住吉公園、我孫子(あびこ)道行きになって発車する。その間わずか数分だ。 昔ながらの商店街が続く「帝塚山四丁目」停留場前。万国旗が朝日を浴びてはためいていた=大阪市住吉区で雨の天王寺駅前からは次々と電車が出発していった気分は運転士。真剣なまなざしで前方を見つめる少年の姿がよく見かけられた若くして散った南朝の北畠顕家のものと伝えられる墓前には花が絶えない=いずれも大阪市阿倍野区で「北海道開拓の村」で4月〜11月に営業する馬車鉄道=札幌市厚別区厚別町で(同村提供) 阿倍野署を過ぎると線路は右にカーブし、あべの筋を離れて民家の間の専用軌道へ。ここから昭和の雰囲気を残した沿線風景が続く。最初の停留場が
ありがとう、平成――。2019年5月に改元を控え、特別な思いを募らせている地域がある。岐阜県南部、旧武儀町(現関市)にある「平成(へなり)地区」。30年前、新元号と同じ漢字を使うことから脚光を浴び…続き 元号公表時期、年明け判断へ 4月を想定 [有料会員限定] 「#平成最後」が急上昇 SNS投稿、日常に特別感 [有料会員限定]
空は青く澄み渡っていた。昭和59年4月8日。グリコ事件の犯人グループが、江崎グリコに現金6000万円を要求してきた取引指定日である。日曜日の午前中。休日は夕刊がないので、ふだんなら阪神支局には、当直明けの記者が1人いるだけである。だが、この日は違った。三々五々、記者が集…
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く