ＪＲ東海は１７日、浜松市の同社浜松工場敷地内で１８日午前８時半から不発弾処理が予定されており、東海道新幹線の上下計５４本で遅れが見込まれることを明らかにした。 同社によると、不発弾処理は１８日午前８時半から始まり、約１時間で終了する見込み。作業中は東海道新幹線の浜松－豊橋間で運転を見合わせる。このため、上り線で新大阪駅午前７時１７分発ひかり４６２号から計２４本、下り線で東京駅６時５６分発こだま６４５号から計３０本に遅れが見込まれるという。作業が予定通り終了すれば午後０時半ごろには遅延が回復するという。

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埼玉県秩父市の秩父鉄道御花畑駅脇にある踏切は、国連教育科学文化機関（ユネスコ）の無形文化遺産に今月登録された「山・鉾・屋台行事」の山車（だし）祭り３３件の一つ「秩父祭」の際、６基の山車を通すため全国でも珍しい架線の取り外しが行われる。山車祭りの見どころは、一般の見物客にとっては京都祗園祭の「辻回し」など交差点での豪快な方向転換だが、鉄道マニアが注目するのは踏切のようだ。 運行休止、架線取り外す秩父鉄道によると、この踏切の上方の架線は、レールから高さ５・１メートルの位置にある。一方、山車６基の高さは５・５〜７メートルもあり、通常の位置のままでは山車が架線に引っ掛かってしまう。 そこで同社は、山車が通る１２月３日の午後８時ごろから１０時２０分ごろにかけ、踏切上方の架線を取り外す。この時間帯は、御花畑駅をはさむ秩父－影森駅間で列車の運行も休止する。当日の作業をスムーズに行うため、事前に架線を取り

新幹線長崎ルートに導入予定のフリーゲージトレイン（軌間可変電車、ＦＧＴ）で部品の不具合による開発遅れが発生している問題に関して、国交省の潮崎俊也大臣官房技術審議官は１６日、「現在の不具合対策が最善のものであり、このほかの対策を考えるのは困難」と述べ、現在の改良車両をベースに実用化にこぎつけたいとの…

修繕工事中の駅舎の壁にペンキを塗る銚子商業高校の生徒ら＝１５日、千葉県銚子市の銚子電鉄仲ノ町駅（城之内和義撮影） 銚子電鉄の支援に取り組んでいる県立銚子商業高校（銚子市台町）の生徒らが１５日、老朽化のため修繕工事中の仲ノ町駅（同市新生町）の駅舎でペンキ塗りなどの作業を手伝った。工事費は生徒らがインターネットで小口資金を調達するクラウドファンディングなどで集め、約２００万円を同電鉄に寄贈。先月中旬から業者による屋根や壁などの修繕が始まった。 この日の作業は３年生１２人が参加し、板張りの外壁や待合室の天井などに木材保護用のペンキを手際よく塗っていった。情報処理科の菅沢采音（あやね）さん（１７）は「通学で使っている銚子電鉄のために何かできないかと思った。茶色いペンキでレトロな雰囲気や手作り感を出したい」と話した。

ＪＲ東日本千葉支社は１６日、来年３月のダイヤ改正で、内房線千葉－館山間の平日昼間の直通列車を廃止すると発表した。君津で乗り換えが必要になる。平日１往復している東京－館山間の特別快速列車も廃止する。これに対し、館山市の金丸謙一市長は毎日新聞の取材に、周辺自治体と連携してＪＲに再考を求める考えを示した。 内房線の君津以南の利用客は、アクアラインと富津館山道の開通で減少が続く。ＪＲは２年前の改正で平日の特急の君津以南への運転をやめ、代替措置で特急料金が不要な特別快速を運行してきたが、今回廃止する。

新宿駅長の合図で松本駅へ向け出発する「特急あずさ５０周年記念号」（１７日午前８時２分、ＪＲ新宿駅で）＝菅野靖撮影 首都圏と長野県の松本駅を結ぶＪＲ中央線の特急あずさが運行開始から５０年になるのを記念した臨時列車が１７日、新宿駅を出発した。 午前８時２分発の列車には、抽選で選ばれた約２００人が乗車。妻と２人で乗り込んだ東京都武蔵野市の公務員男性（５６）は「東京出身の私と長野出身の妻をつなぐあずさの記念列車に乗れてうれしい」と話した。 １９６６年１２月に運転を開始した特急あずさは、兄弟デュオ「狩人」のヒット曲「あずさ２号」でも歌われた。ＪＲ東日本によると、曲の歌詞と同じ８時ちょうどに発車させたかったが、他の列車とのダイヤ調整ができなかったという。

記事一覧 北陸と中京圏の移動が重要課題に　北陸新幹線敦賀以西の実質決定で （2016年12月17日午前11時00分） 北陸新幹線や特急しらさぎのルート 北陸新幹線敦賀以西の小浜・京都ルート実現によって、北陸と関西圏の移動時間は劇的に縮まり、交流人口のさらなる増加が期待できる。その一方で、北陸は中京圏とも経済的な結び付きが強い。２０２７年にはリニア中央新幹線の名古屋開業を控える。北陸と名古屋を結ぶ特急しらさぎの存続はもちろん、高速化によるアクセス向上が重要になる。 　「小浜・京都案が採用された場合、特急しらさぎの本数を維持、増加し、高速化も実現してほしい」。１１月３０日の与党検討委員会で、富山県の石井隆一知事は敦賀以西整備後を見据えた対策を訴えに盛り込んだ。石川県の谷本正憲知事も１２月５日の意見聴取で「名古屋への移動に格段の配慮を」と要望した。西川知事も以前から強く求めており、北陸３県は中京

県立三島南高の生徒が伊豆箱根鉄道三島駅（三島市）構内の「三島駅そば処」の改造プロジェクトに乗り出した。高校生の視点で店の活性化策を探り、２０１７年３月まで新メニューや料金改定などの提案を目指す。１６日に店を訪ね、運営する伊豆箱根鉄道関係者と意見交換した。 １９７２年創業の同店。駿豆線（三島－修善寺）沿線の伊豆市特産品を使った「椎茸そば」が、数年前に東海地区の鉄道関係者が選ぶ「駅そばランキング」で１位に輝いた。 １日平均９０食を提供するが１０～２０代の利用がほとんどなく、同校に協力依頼。１～３年生９人がプロジェクトメンバーになった。 そばやうどん、丼料理など約３０種を提供している。試食した生徒は「お薦めメニューが分からない」「若者には量が少ない」と意見をぶつけた。料理サンプルの展示を含めて店の存在を周知すべきとの声も上がった。 ３年の川田啓人さん（１８）は「とてもおいしかった。高校生

ＪＲ九州が来年３月４日に実施するダイヤ改正で、長崎線を運行する特急「かもめ」の上り２本が増発される。佐賀－博多駅間の輸送力強化などを盛り込んだ佐賀県との包括連携協定の一環で、博多発佐賀行き特急の下り１本も長崎まで運行を延長する。

JR東日本とJR北海道は16日、来年3月4日のダイヤ改正を発表した。北海道新幹線を利用した奥津軽いまべつ駅（青森県今別町）からの通勤・通学の利便性向上を図るため、JR東日本は新青森駅での接続列車の運行時間を見直した。現行ダイヤでは同駅に近い青森西と青森北の2高校のみだった通学可能校が、青森駅の東側にも広がる見通しとなった。

北大阪急行電鉄（大阪府豊中市）は１６日、運賃を値上げすると発表した。９０円の初乗り運賃（２キロ・メートルまで）が１００円となる。国土交通省の認可を得た上で来年４月の実施を目指す。 ４キロまでの区間は１１０円から１２０円に、６キロまでの区間が１２０円から１４０円となる。同社の初乗り運賃はケーブルカーなどを除けば日本一安いが、値上げ後は鳥取県の「若桜鉄道」と並んで１位タイになるという。

日本一安い９０円がついに「大台」の１００円に――。北大阪急行電鉄（大阪府豊中市）は、来春からの初乗り運賃の値上げを国土交通省に申請した。初の３桁になるが、日本一の座は変わらない見通しだ。 同社は大阪万博の１９７０年に開業。大阪府北部の千里ニュータウンを南北に縦断する３駅だけの小さな鉄道会社だ。国交省によると、初乗りの９０円はケーブルカーなどを除く普通鉄道では全国で最も安い。 沿線人口の増加を受けて低い運賃を維持してきたが、施設の老朽化が進み、新型車両の導入や、来年度からの可動式ホーム柵の設置費用などが必要となり、２２年ぶりに消費増税に伴わない値上げを決めた。国交省によると、同省が認可した初乗り運賃額の中では、それでも全国で最も安いという。 同社の担当者は「１００円でお釣りが来る安さでしたが、ご負担をかけることになりました。日本一の安全とサービスもめざします」。（広島敦史）

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運行開始５０年を記念しＪＲ新宿駅を出発する「あずさ」＝２０１６年１２月１７日午前８時２分、日報連会員・田村喜六さん撮影 ＪＲ東日本の特急「あずさ」が運行開始から５０周年を迎え、東京・新宿駅で１７日、記念の特別列車が長野県の松本駅に向かって出発した。 特別列車は、クリーム色と赤色が塗装された国鉄色の１８９系車両。ホームには５０周年を祝う横断幕が掲げられ、同社の山梨キャラクターで桃の妖精の「モモずきん」が登場した。発車の瞬間をカメラに収めようと大勢の鉄道ファンが待ち構える中、定刻の午前８…

東日本旅客鉄道（JR東日本）新潟支社は、1960～70年代に使用していた赤紫と薄黄色の塗装を施した「115系」の車両を定期列車として導入する。この塗装をした車両はかつて新潟周辺の路線だけで運行されたために「新潟色」と呼ばれた。昔懐かしい列車を復活させることで、鉄道ファンら利用者数の増加につなげる。新潟色の車両は1960年代前半に雪の多い新潟県内でも車両が目立つように当時の70系車両を塗り替え

ＪＲ東日本秋田支社は１６日、奥羽線秋田－男鹿線男鹿間に導入を決めた新型蓄電池電車「ＡＣＣＵＭ（アキュム）」について、来年３月４日のダイヤ改正以降に１日２往復運行すると明らかにした。近く試運転を始め、性能などを確認した上で運行開始日を決める。 　車両は２両編成で、男鹿のなまはげをイメージした赤と青を車体色に用いた。奥羽線の電化区間を走行中や、充電設備を新設する男鹿駅で停車中に充電し、非電化区間の男鹿線をバッテリーに蓄えた電力で走る。 　現在のディーゼル車に比べて二酸化炭素の排出量を約４割に削減できるほか、騒音が少ない長所がある。 　当面は１編成のみで、検査などの際はディーゼル車で運行する。秋田支社の担当者は「お客さまの反応を見て、今後増やすかどうかを検討したい」と話す。

ＪＲ東日本は16日、来春のダイヤ改正を来年３月４日に行うと発表し、烏山線（宝積寺～烏山、20・４キロ）は全て蓄電池駆動電車「アキュム」での運転に切り替えることを明らかにした。これに伴い、関東地区で唯一走行し、鉄道ファンに人気を博していたディーゼル気動車「キハ40形気動車」は廃止され、38年の歴史に幕を閉じる。 ＪＲ東日本によると、アキュムは２０１４年３月導入された国内初の蓄電池駆動電車。電化されている宇都宮線の宇都宮－宝積寺駅間の走行中などに充電し、非電化区間の烏山線宝積寺－烏山駅間は蓄電池で走る。ディーゼル車と比べ二酸化炭素排出量を大幅に削減でき、騒音や振動も小さい。秋田県のＪＲ男鹿線も来春導入する予定という。 烏山線を走るキハ40形は全８両。現役車両では１９７９年４月製造が最も古いとみられ、その年に運行が始まったといわれている。 烏山線は現在、アキュム２両１編成が運行。宇都宮－烏山駅間

公表前に入手した業務提携情報を基に、ジャスダック上場の不動産会社「ロジコム」（現ＬＣホールディングス、東京）の株式を買い付けたとして、東京地検特捜部は１６日、金融商品取引法違反（...続きを読む

ＫＹＢグループで発覚した新たな検査データ改ざん疑いに、工場の検査員が関与していた可能性があることが１６日、分かった。１０月に公表した不正でも検査員が関わっていた。外部の調査委員会...続きを読む

京都市交通局と京都バス（同市右京区）は１６日、同市内を運行する両者のバスや市営地下鉄の利便性向上を図る新たな連携策を発表した。来年４月から、ＩＣＯＣＡ（イコカ）やＰｉＴａＰａ（ピタパ）など全国で使われる交通系ＩＣカードで市バスや地下鉄、京都バスを乗り継げば、運賃を割り引くサービスを行う。 同市によると、ＩＣカードで乗り継ぐ際、バスからバスへの場合、１回目の降車から２回目の降車まで９０分以内なら運賃が９０円割引になる。また、バスと地下鉄の相互乗り継ぎでは、同じ日であれば６０円割引になる。 乗り継ぎで運賃が割引となるＩＣカードは、関西で発行されるイコカやピタパだけでなく、首都圏で普及するＳｕｉｃａ（スイカ）など全国１０種類のものが使える。地元の通勤・通学客だけでなく、全国から京都を訪れる観光客もメリットがある。 このほか、市バスと京都バスで運賃が異なる「上賀茂・西賀茂地域」のバス路線について、

ＪＲ西日本広島支社は１６日、全国で初めてＪＲの廃止路線の一部を復活させる広島市内の可部線（約１４キロ）について、来年３月４日から、現在の終点の可部駅から先の電化延伸区間（約１・６キロ）で列車の運行を始めると発表した。新設２駅はすでに完成しており、同社は今月２３日から試運転を行う。 可部線は平成１５年、利用者減少などを理由に非電化区間だった可部（同市安佐北区）－旧三段峡間（広島県安芸太田町）の４６・２キロが廃止された。その後、地元から復活を望む声が強く、宅地開発で地域の人口が増えていることなどから、廃止路線の一部が、電化延伸で復活することが決まった。

東日本旅客鉄道（JR東日本）は16日、来年3月4日実施のダイヤ改正で午後5時台に東京駅に到着する上越新幹線を1本増やすと発表した。北陸新幹線と合わせ、同時間帯に東京駅到着の新幹線は計4本になる。利用者が特に多い夕方の混雑緩和を図る。新設の「たにがわ」は越後湯沢始発。午後4時30分に高崎駅を出発し、同5時28分に東京駅に着く。乗客が少ない午後10時台に東京駅に到

北大阪急行電鉄（大阪府豊中市）は１６日、１０〜２０円の運賃値上げを国土交通省に申請した。値上げ分は、大阪市中心部を南北に貫く市営地下鉄御堂筋線と相互直通運転する北大阪急行線の３駅に可動式ホーム柵を設置する費用などに充てる。 ホーム柵を設置するのは千里中央、桃山台、緑地公園の３駅。来年１月から順次着工し、平成３０年３月までに完成させる。同社の４駅のうち、江坂駅は市交通局が管理しており計画は未定。 値上げは来年４月に実施する予定。ホーム柵設置のほか、トイレ改修など老朽化した駅施設のリニューアルにも充てる。初乗り運賃（９０円）と２区では１０円、３区では２０円それぞれ値上げする。

西日本旅客鉄道（JR西日本）金沢支社は16日、2017年3月4日に実施するダイヤ改正を発表した。北陸新幹線は金沢を出発する「かがやき」の時間を一部変更。これまで臨時列車しかなかった午後3時台に1本を追加し、代わりに午後6時台の出発分をなくす。観光・ビジネス客が夕方の時間帯に首都圏に帰りやすくする。金沢と大阪を結ぶ在来線特急

西日本旅客鉄道（JR西日本）の広島、米子、岡山の各支社は16日、2017年3月4日のダイヤ改正の概要を発表した。可部線の延伸で広島市内に2駅、山陽本線では東広島市に1駅がそれぞれ開業する。出張や観光客の乗り換えを円滑にするため、新幹線と在来線特急の接続を改善するなど利便性を向上する。可部線では可部駅から先に「河戸帆待川（こうどほまちがわ）」と「あき亀山」の両駅が開業する。広島駅からは河戸帆待川

北海道旅客鉄道（JR北海道）は2017年2月から札幌、南千歳から帯広方面行きの一部特急列車について、ネット予約限定で最大45%割引く。石勝線・根室線のトマム―芽室間は8月の台風被害で21日まで運休が続く。低い料金設定で運休中に都市間バスに流れた顧客を取り戻す。客数増など効果が確認できれば他の路線にも広げる方針だ。東日本旅客鉄道（JR東日本）が運営するネット予約サービス「えきねっと」の割引き切符

あいの風とやま鉄道（富山市）とIRいしかわ鉄道（金沢市）は16日、2017年春のダイヤ改正を発表した。あいの風とやま鉄道は、富山駅に午前9時31分に到着する東京発の北陸新幹線「かがやき503号」と接続する列車の待ち時間を現行の56分から9分に短縮、同様に午後9時34分着の「かがやき517号」との接続も11分に短縮する。また、午後10時台に富山駅に到着する「つ

大井川鉄道（島田市）は2017年1月14日、井川線で星空を鑑賞できる列車を運行する。通常は始発駅にあたる千頭発で午後2時44分が終電だが、午後4時53分発の特別列車を用意。奥大井湖上駅では1時間ほど、星空観察のため停車する。名称は「星空列車」。運行区間は千頭駅―奥大井湖上駅間。参加費は3000円。井川線の往復運賃と温かい飲み物

京王電鉄（多摩市）は１６日から、同社のスマートフォン用アプリ「京王アプリ」に、京王線と井の頭線の電車の走行位置がリアルタイムでわかる「列車走行位置お知らせサービス」機能を追加した。列車の遅れや位置などが視覚的に分かるのが特徴で、都内ではＪＲ東日本や東京メトロなどが同様のサービスを導入している。 新機能はアプリ画面の路線表に、特急や各…

ＪＲ北海道は１６日、来年３月のダイヤ改正にあわせ、利用者の少ない道内１０駅を廃止すると発表した。また、老朽化した車両を廃車にするため、札幌―稚内間、札幌―網走間を走る特急列車の一部を旭川で乗り継ぐ形に再編する。 廃止対象は、千歳線の美々、根室線の島ノ下、稲士別、上厚内、釧網線の五十石、函館線の東山、姫川、桂川、北豊津、蕨岱の１０駅。ＪＲ北によると、いずれも１日の平均乗車人数が１人以下の無人駅で、「生活上必要としている民家がない」などとして廃止を判断した。１０駅の廃止で電気代、除雪費などの経費が年間で計約１０００万円削減される見通しという。 平均乗車人数が１人以下の駅はほかに３６駅ある。ＪＲ北は今後について、「利用状況を調査し、現地の状況を確認した上で（廃止の是非を）検討する」と説明している。 また、製造から３２年以上の特急気動車「１８３系」を廃車にするため、特急のダイヤを再編。札幌―稚内間