南海電気鉄道などは18日、大阪市内から関西国際空港と台湾・桃園国際空港から台北市中心部の両鉄道路線が乗車できるセット券を初めて発売すると発表した。 セット券で乗車できるのは、大阪市内の難波駅などから関西空港駅までの特急ラピート(スーパーシート)と、桃園空港から台北駅を結ぶ桃園メトロ(それぞれ片道)。価格は1770円で、別々に購入するより約2割安いという。 南海の難波、新今宮、天下茶屋、関西空港駅のほか、台湾側の駅や空港でも販売される。改札で乗車券に引き換えることで乗車でき、両替や支払いの手間なくスムーズに観光に出られる。両空港内の飲食店での割引も受けられるという。 関西国際空港に乗り入れる南海と、桃園空港に乗り入れる桃園メトロは昨年、関空を運営する関西エアポートと桃園空港の運営会社とともに提携。切符の発売などで利便性を高め、利用客の増加につなげたい考えだ。
沿線地域の景観の保護が狙いで、車窓から自然のままの白山や木場潟などの景色を望めるようにする。 県は、いしかわ景観総合条例に基づき、市街地で沿線の両側100メートル、郊外では両側500メートル以内について、最も規制の厳しい「第1種禁止地域」に指定し、広告物の高さや大きさ、色彩を制限する。規制区間は、すでに条例で対応済みの金沢市を除く、白山、小松、加賀、能美、野々市、津幡、川北の5市2町。トンネルを除く沿線44・1キロが対象となる。 この地域では、事業所や店舗が掲げる自家用広告物が高さ7メートル、表示面積15平方メートル以内に限られる。また、学校や病院など公的施設までの距離や方向を示す案内誘導広告物は高さ4メートル、表示面積1・5平方メートル以内となる。違反広告に対しては、県が設置者に是正措置を求めるほか、最大50万円の罰金が科せられる。 金沢市では2015年3月から、北陸新幹線金沢開業に合わ
国土交通省は2016年度の首都圏主要鉄道路線の遅延状況をまとめた。1年間の遅延を調べたのは初めて。6割以上の路線で、平日の遅延証明書の発行が月10日以上あった。10分以下の小規模な遅延が目立ち、原因は乗降時間の超過が最多だった。同省は「駆け込みなど無理な乗車を控えてほしい」と呼びかけている。調査はJRや私鉄など首都圏の45路線が対象。鉄道各社がおおむね5分以上の遅延があった場合に出す遅延証明書
東京急行電鉄は踏切の安全対策を強化する。踏切内の障害物をレーザー光で立体的に把握できる装置を2021年度をめどに一部を除く135カ所の踏切に設置する。自動車のドライバーらの視認性を高めるため、踏切上部には警報機の設置を広げる。全国的に踏切事故が続くなか、先端技術を活用して発生を減らす。一般的な障害物の検知装置は踏切の両側に設けた発光器と受光器で構成する。発光器から踏切内に向けて光を照射し、遮ら
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2022年度末と見込まれる北陸新幹線敦賀(福井県)延伸に向け、加賀温泉駅での「全便停車」を訴える石川県加賀市のPR動画が人気だ。 市民らが出演し、金沢への対抗心や、自虐的な要素を加味して“面白い加賀市”を強調。昨年8月下旬の公開以来の視聴回数は11万回に迫る勢いだ。 動画は、誘致プロジェクト「東京2023加賀」のホームページ(http://www.tokyo2023kaga.jp/)で、「活動報告」として公開されている。同市の架空組織「新幹線対策室」の加賀停太郎(とめたろう)室長を中心にした市職員や市民らによる加賀温泉駅への新幹線停車実現に向けての“奮闘”を4話のドラマ仕立てにした。加賀美人が誘致にあたる「レディー加賀作戦」のほか、金沢に対抗し、加賀市の施設を「兼六園」ならぬ「兼七園」、「金沢21世紀美術館」ならぬ「加賀22世紀美術館」と改名する“迷案”など、1話ごとにネタが満載だ。 「金
JR東日本管内の駅弁最高峰を決める「駅弁味の陣2017」で、新潟駅などで販売される新発田三新軒(新潟市秋葉区)の「えび千両ちらし」が最も評価の高い「駅弁大将軍」に輝いた。 今回は1都16県の63品が出展。昨年10~11月にはがきやインターネットで投票を募り、計2万6251票が集まった。えび千両ちらしは味、盛りつけ、掛け紙の3項目の総合評価が最も高い駅弁大将軍に選ばれたほか、1000票以上獲得し、はがきでの投票が最も多い最多応募賞も受賞した。 えび千両ちらしは、蓋を開けると厚焼き卵がお目見えする。その下にはウナギ、コハダ、イカ、エビが敷き詰められており、県産米を使った酢飯ととろろ昆布がおいしさを引き立てる。掛け紙は絵はがきにもなる。 税込み1300円で、新潟駅と東京駅で販売している。新発田三新軒の伊田研一社長は「身の引き締まる思い。ありきたりの食材だが、板前が一つ一つ手をかけて作っている。今
JR北海道は17日、無人駅のある石北線と釧網線の一部区間で、定期券をスマートフォン経由で購入でき、画面を提示して乗車も可能とする「スマホ定期券」のサービスを4月から開始すると発表した。画面提示型の同様の鉄道向けサービスは、全国的にも珍しいという。 新サービスの導入区間は石北線の西留辺蘂-網走と釧網線の緑-網走の各区間で、通勤と通学の定期券が対象になる。IT企業「ウェルネット」が提供するスマホ…
在来線活用2案は平行線 2030年度に開業予定の北海道新幹線札幌駅のホーム位置が決まらず、迷走している。在来線のホームを活用する2案で調整がつかず、昨年10月から、地下にホームを造る「地下案」の検討を始めたところ、建設費が2案の倍以上になることが分かった。国は「年度内」の結論を促すが、混迷は深まるばかりだ。 JR北海道の島田修社長は17日の定例会見で、北海道新幹線札幌駅のホーム位置の問題に触れ、「3案の中から、年度内に成案を得たい」と初めて期限に言及した。 新幹線ホームについては建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構とJR北、道、札幌市の4者が一昨年10月、在来線の1、2番線を活用する「現駅案」と、1番線と新設する0番線ホームをあてる「東側案」に絞り込んだ…
北海道新幹線開業日、JR仙台駅に入った「はやぶさ95号」と出迎えた大勢のファンら=2016年3月26日 JR北海道は、開業2年目の北海道新幹線の利用客増加を目指し、仙台圏からの誘客を強化する。目新しさが薄れ、初年度に比べて乗客数が落ち込んでいるためだ。リピーター獲得のため、観光客が集中していた函館市の次の目的地を見つけてもらおうと、周辺自治体と連携したPR活動などを展開する。 北海道新幹線は2016年3月、新青森-新函館北斗間が開業。16年度は1日当たりの乗客が約6300人で前年同期の在来線に比べ約6割増えたが、17年度は乗客数が減少。観光シーズンの5~10月は、前年同期比20%台のマイナスとなった。 JR北海道仙台営業所は「仙台圏や東北の観光客の大半は函館市に向かう。2度、3度と利用してもらうには、函館以外の地域を知ってもらう必要がある」と分析する。 五稜郭公園や函館山など観光資源が豊富
阪神大震災から17日で23年。この間、全国の鉄道や道路などのインフラ設備では、センサーを通じて異常を早めに検知し、防災・減災につなげる技術の開発が進められてきた。近年はあらゆるものをインターネットに接続し、遠隔地からの情報収集を可能にする「IoT」の利用が本格化。防災への応用も加速している。(織田淳嗣、石川有紀) 鉄橋の異常検知へ新システム 南海電鉄は来年度以降、鉄橋の傾き具合などをセンサーで検知し、異常があれば運転士に知らせて停止を促すシステムを開発する。 南海本線では昨年10月22日、台風21号による増水で鉄橋の橋脚が川底に沈み込み、線路がゆがむ被害が発生。運転士が橋の50メートル手前で急ブレーキをかけ、乗客が軽いけがをするトラブルも起こった。本格復旧には約1カ月を要した。 南海電鉄は新システムの導入で、列車を安全な位置で停車できるようにする。 また、橋の状態の常時監視にも活用する。台
政府の平成30年度予算案に、北陸新幹線の敦賀(福井県)-新大阪間の詳細なルートや駅の位置などを決めるための調査費11億円が盛り込まれた。前年度と同額の予算が計上され、関西の交通インフラ強化に期待がかかるものの、沿線自治体や経済界からは、2046年春と想定される大阪までの全線開業の前倒しを訴える声があがっている。関西の経済界などは政府に早期の全線開業を働きかけていく考えだが、分厚い財源の壁が立ちはだかり、実現への道のりは険しい。(橋本亮) 現計画はメリットなし 「あまりにも遅い」 予算案の閣議決定から4日後の昨年12月26日、松井一郎大阪府知事と吉村洋文大阪市長、関西財界のトップが大阪市内で集まり、成長戦略をテーマに意見交換する会合が開かれていた。その席上、経済界から北陸新幹線の全線開業前倒しを求める意見があがった。 平成30年度予算案で計上された整備新幹線の建設費は、地方負担などを含めた事
全天候型サッカー練習場(奥)の建設など、再開に向けて整備が進むピッチ(2017年11月19日、福島県のJヴィレッジで) 東京電力福島第一原発事故後、廃炉作業の拠点となっていたサッカー施設「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)の最寄りに、JR常磐線の新駅が建設される見通しとなった。 福島県や双葉郡8町村が新年度当初予算案に建設費など関連予算を盛り込むことが17日、関係者への取材で分かった。Jヴィレッジは、2019年4月までに全面再開する予定で、復興の象徴として、観光誘客の柱となることが期待されている。 県や自治体幹部らによると、新駅は広野―木戸駅間の楢葉、広野両町境に建設され、総事業費は15億円程度。JR東日本、県、双葉郡8町村が3等分して負担する方針で、JR東日本は2月をめどに新駅の場所などを地元に示すという。
自民党の時間市場創出推進(ナイトタイムエコノミー)議員連盟が、娯楽施設等の夜間営業の拡充、公共交通機関の運行時間の延長等を通じて、消費拡大を図ろうという中間提言を昨年暮れにまとめた。 鉄道とバスの終夜運転の検討も盛り込まれ、その課題を調査するとされている。すでに24時間営業の公共交通機関を持つロンドンやニューヨークなどの他都市を参考に、騒音対策や人員確保、保守点検などの課題を調査する必要があると強調された。 終夜運転を実現する方策は? 東京圏の鉄道は世界一のネットワークと利便性、利用者数を持つ。路線は複線延長で2500km、利用者は1日4000万人である。ナイトタイムエコノミーの成功には、深夜の鉄道サービスをどれだけ向上できるかがカギを握ることは言うまでもない。 深夜の鉄道サービスとして多くの人がまず思い浮かべるのは終夜運転だろう。まず、深夜走行時の騒音問題が課題となるが、地下鉄(JRや民
肥薩おれんじ鉄道(八代市-鹿児島県薩摩川内市)の観光列車「おれんじ食堂」で、3月から目玉の「スペシャルランチ」を監修する「フレンチの鉄人」ことフランス料理人の坂井宏行シェフ(75)=鹿児島県出水市出身=が17日、水俣市で記者会見し「沿線の食材で地元をアピールし、おれんじ食堂の人気を高めたい」と意気込みを語った。 季節ごとに4回のメニューを監修する坂井さんは「提供の仕方も工夫し、料理を従来より数段グレードアップさせる」と自信を見せた。調理は、水俣市の物産館・レストラン「湯の鶴迎賓館 鶴の屋」の井手和也シェフ(40)が担当する。会見に同席したおれんじ鉄道の出田貴康社長は「全体のレベルアップにつながってほしい」と期待を掛けた。 同社はおれんじ食堂が3月に運行開始5周年を迎えるのを機に、ダイヤ改正に合わせてメニューの本格的な見直しを決定。沿線出身の坂井さんに提携を打診し、快諾された。契約期間は1年
「秘境駅」。民家もない山の中、なぜそこにあるか分からない駅を、鉄道ファンはそう呼ぶ。大阪のベッドタウンで、秘境とは無縁そうな奈良県生駒市にもあると聞いた。小雪が舞う日、訪ねてみた。 1日5万人近くが利用する近鉄生駒駅。そのそばに近鉄生駒ケーブルの鳥居前駅がある。まず宝山寺線(0・9キロ)に乗り、宝山寺駅で生駒山上遊園地に向かう山上線(1・1キロ)に乗り継いだ。近鉄広報部の黒田隆さん(30)が同行してくれた。 2駅目で降りた。勾配のあるホーム。その先に終着駅、生駒山上駅が小さく見える。まわりは林。ここが秘境駅と言われる霞ケ丘駅だ。 ホームを出ると、南北に山道…
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