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  • 【鼎談】 科学コミュニケーションを考える:医学書院/週刊医学界新聞(第3142号 2015年09月21日)

    【鼎談】 科学コミュニケーションを考える 社会への説明責任を果たし, 理解と支持を得ながら研究を行う 科学者と社会の間で,科学にかかわる情報をやりとりすることを「科学コミュニケーション」と呼ぶ。歴史を振り返ると,科学技術への誤った理解により,過剰な期待や批判が生まれてきた。医療・科学の健全な発達のためには,研究者・医療者が関与する医療技術の社会全体での位置付けと責任をあらためて認識し,患者さんの理解と現実のギャップを解決していくことが求められる。 鼎談では,遺伝子組換えと再生医療分野での事例を基に,社会的な理解を得ながら研究を進める必要性について論じていただいた。 八代 髙橋先生は昨年9月,iPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞の移植を,世界で初めて患者さんに対して行いました。その際にもさまざまな情報発信をされていましたが,先生はそれ以前から社会と再生医療の関係構築のために積極的な科学コ

    【鼎談】 科学コミュニケーションを考える:医学書院/週刊医学界新聞(第3142号 2015年09月21日)
    DrPooh
    DrPooh 2015/09/24
    『大きな流れが決まってしまった後では,覆すのは難しい』からこそ,的確なタイミングでの情報発信が重要…ということになるのかな。
  • FAQ 在宅現場で遭遇する熱中症への対処――予防がポイント!!(三宅康史) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     【FAQ】 患者や医療者のFAQ(Frequently Asked Questions;頻繁に尋ねられる質問)に,その領域のエキスパートが答えます。 今回のテーマ 在宅現場で遭遇する熱中症への対処――予防がポイント!! 【今回の回答者】三宅 康史(昭和大学医学部救急医学講座教授/昭和大学病院救命救急センター長) 熱中症は,地球温暖化,高齢者の増加,マスコミ・医療界を含めた認識の高まりにより,注目を浴びるようになりました。予防が大切であること,早期対処で重症化を軽減できることを念頭に置いて,この夏の熱中症患者を一人でも減らしましょう。 ■FAQ1 そもそも屋内に居る高齢者がなぜ熱中症になるのでしょうか? 熱中症には2種類あることを確認しましょう。一つは元気な人がスポーツや肉体労働中に急激に発症する労作性熱中症で,もう一つは日常生活中,それも半数は屋内で起き,小児や高齢者に多く見られる非労

    FAQ 在宅現場で遭遇する熱中症への対処――予防がポイント!!(三宅康史) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2015/07/28
    高齢者の非労作性熱中症について。エアコンがどうしても使って頂けないんだよね。
  • 医師不足の現場で働いて(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     還暦「レジデント」研修記 24年ぶりに臨床に戻ることを決意した還暦医師の目に映った光景とは。 全4回の短期集中連載でお伝えします。 【第4回】(最終回) 医師不足の現場で働いて 李 啓充(大原綜合病院内科) (前回よりつづく) 前回までのあらすじ:震災復興の一助になるべく臨んだ臨床再研修は,還暦の身にはとりわけこたえる過酷なものだった。 私にとって,市立恵那病院における業務が過労死の恐怖におびえるほど厳しいものであったことは前回も述べた通りである。医師不足の現場で働くことで,日の地域医療の現実を文字通り肌で実感することとなったのだが,医師を過重な労働に追い立てることの最大の弊害は,彼らから「優しい心」や「気配り」を奪い去ることにあるのではないだろうか? 例えば,ひっきりなしに患者がやって来た休日の日直で,入院を5人入れたことがあった。2台目,3台目の救急車はまだ「今日はよく来るな」と

    医師不足の現場で働いて(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2015/07/21
    李啓充先生の再研修記,最終回。救急外来のコンビニ受診に悩まされるの巻。
  • 24年のブランクを経て(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     還暦「レジデント」研修記 24年ぶりに臨床に戻ることを決意した還暦医師の目に映った光景とは。 全4回の短期集中連載でお伝えします。 【第3回】 24年のブランクを経て 李 啓充(大原綜合病院内科) (前回よりつづく) 前回までのあらすじ:震災復興の一助となるべく24年ぶりの臨床復帰を決意した私は,市立恵那病院(岐阜県)で再研修を受けることになった。 24年のブランクの後,今浦島として日の医療現場に復帰した私は,当然のことながらその変貌の大きさに目を見張った。驚かされた変化をいちいち数え上げたらそれこそ切りがないのだが,私が最も違うと思った変化は,外来で,CTが,まるで昔の単純写真のようにルーティンに(「気軽に」と言ったほうがいいかもしれない)使用されていることだった。研修医時代に理学所見を正確にとらえることの重要さを厳しく叩き込まれたものだが,外から文字通り「手探り」で得る情報の質と

    24年のブランクを経て(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2015/07/07
    李啓充先生の再研修記その3。時代とともに変わるものと変わらないもの。
  • 24年のブランクを埋めるために(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     還暦「レジデント」研修記 24年ぶりに臨床に戻ることを決意した還暦医師の目に映った光景とは。 全4回の短期集中連載でお伝えします。 【第2回】 24年のブランクを埋めるために 李 啓充(大原綜合病院内科) (前回よりつづく) 前回までのあらすじ:震災復興の一助になればと臨床復帰を決意したものの,どうやって24年のブランクを埋めたらよいのだろうか? いかに天理よろづ相談所病院・総合診療部で厳しい卒後研修を受けたとはいえ,私の臨床経験は,米国に渡る前の10年間に限られていた。震災復興のお役に立とうと思うなら,24年のブランクを埋める再トレーニングを受ける必要があることは明らかだった。 中高年医の「再」研修受け入れ先は見つかるのか 前回も述べたように,そもそも私が福島に深い思い入れを抱くようになったきっかけは,医学部同級生の村川雅洋君(震災時の福島医大病院長)から学会に招待されたことにあった

    24年のブランクを埋めるために(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2015/06/29
    李啓充先生の再研修レポートその2。
  • 人生の第4コーナーにさしかかって(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     還暦「レジデント」研修記 24年ぶりに臨床に戻ることを決意した還暦医師の目に映った光景とは。 全4回の短期集中連載でお伝えします。 【第1回】 人生の第4コーナーにさしかかって 李 啓充(大原綜合病院内科) 臨床(再)研修を受けるために,24年間住み慣れたボストンを離れて日に戻ったのは昨年4月のことだった。還暦を過ぎてから「今浦島」として研修医をやり直すこととなったのだが,なぜそのような「暴挙」に及んだのかというと,そのそもそもの原因は,私の「特異体質」にあったので説明しよう。 1980年に京大医学部を卒業した後,私は,どこの医局に所属することもなく,後に,日の医師臨床研修制度に大きな影響を及ぼすこととなる天理よろづ相談所病院・総合診療部で,ジュニアレジデントとして臨床研修を開始した。草創期の総合診療部において,今中孝信部長(当時)の指導の下,「患者のためとあれば上下の隔てなく忌憚

    人生の第4コーナーにさしかかって(李啓充) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2015/06/17
    李啓充先生,臨床に戻ると決意しただけでなく研修からやり直すというのはすごい。
  • FAQ 摂食嚥下障害のケア(野原幹司) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     【FAQ】 患者や医療者のFAQ(Frequently Asked Questions;頻繁に尋ねられる質問)に,その領域のエキスパートが答えます。 今回のテーマ 摂嚥下障害のケア 【今回の回答者】野原 幹司(大阪大学歯学部附属病院顎口腔機能治療部助教兼医長) 摂嚥下リハビリテーション(以下,リハ)の重要性が認識されるようになってきました。超高齢社会となった日では,診療科を問わずに「事をべてくれない」「事をしたらムセる」など,さまざまな摂嚥下障害が問題になります。今回は,摂嚥下リハの考え方を概説します。 ■FAQ1 尿路感染で入院してきた84歳の女性患者さん。5年前の2回目の脳卒中以降,事でムセるようになったとのことです。嚥下訓練をしていますが,ムセが減りません。訓練の仕方が悪いのでしょうか? ◎摂嚥下障害の原因となっている疾患・病態から訓練予後を判断する。 摂

    FAQ 摂食嚥下障害のケア(野原幹司) | 2015年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    DrPooh 2015/03/24
    脳卒中慢性期や認知症の摂食嚥下リハビリテーションについて。
  • 【座談会】認知症の人の暮らしを支える “地域発”の統合ケアを探る 医学書院/週刊医学界新聞(第3113号 2015年02月16日)

     【座談会】 認知症の人の暮らしを支える “地域発”の統合ケアを探る 粟田 主一氏(東京都健康長寿医療センター研究所 自立促進と介護予防研究チーム 研究部長)=司会 河村 雅明氏(河村内科院長/東京都北区医師会副会長) 滝脇 憲氏(NPO法人自立支援センター ふるさとの会常務理事) 武地 一氏(京都大学医学部附属病院 神経内科講師) 「認知症の人の意思が尊重され,できる限り住み慣れた地域のよい環境で自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指す」――。年1月末,厚労省が示した国の認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)では,認知症者に対する施策の基方針がそのように位置付けられた。団塊の世代がいっせいに後期高齢者となる2025年,認知症者は約700万人にも達するという。今,地域において,医療・介護などの各種サービスやサポートの統合ケアの仕組みを作り出すことが喫緊の課題となってい

    【座談会】認知症の人の暮らしを支える “地域発”の統合ケアを探る 医学書院/週刊医学界新聞(第3113号 2015年02月16日)
    DrPooh
    DrPooh 2015/02/18
    従来の空き家を活用した支援と貧困ビジネスが明確に区別できるのか,と言われると確かに。
  • 【対談】ロボットスーツHAL®は医療をどう変えるのか 医学書院/週刊医学界新聞(第3111号 2015年02月02日)

    世界をリードする日のロボット技術。その粋を集めたロボットスーツHAL®(Hybrid Assistive Limb®,以下HAL)を,医療機器として利用する未来が見えてきた。 紙では,神経・筋疾患患者を対象に「HAL-HN01(医療用HAL)」を利用した治療の医学的効果の検証を試みる中島孝氏と,難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)をテーマとした著書『逝かない身体』を持つ川口有美子氏との対談を企画。HALとは何か,HALを用いた治療ではどのような医学的効果が期待できるのか。中島氏が研究代表者を務めた治験の内容を足掛かりに,HALを用いた治療によって患者にどのような福音がもたらされるかに迫った。 川口 先日,国立病院機構新潟病院へ伺い,難病患者さんたちがHALを着用して歩いている様子をようやく見ることができました。印象的だったのが,患者さんたちの楽しそうな雰囲気です。「HALは患者さんの

    【対談】ロボットスーツHAL®は医療をどう変えるのか 医学書院/週刊医学界新聞(第3111号 2015年02月02日)
    DrPooh
    DrPooh 2015/02/05
    生体電位信号を利用して歩行をアシストするロボットスーツの開発。福祉用具のみならず神経筋難病の治療への応用も。
  • よい病院はどうあるべきか(井伊雅子,伊関友伸,今村英仁,神野正博,松田晋哉,山田隆司) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「よい病院はどうあるべきか」を追求するために1949年に創刊された『病院』誌は,「地域医療計画/地域医療ビジョン」を年間テーマに設定し,2015年1月号より誌面をリニューアルする。創刊の原点に立ち返り,「よい病院」の姿を模索すべく,現編集委員の6氏が議論した。紙では,座談会の模様をダイジェストでお伝えする[全文は『病院』(74巻1号)に掲載]。 神野 では,病院管理者の立場から,今村先生お願いします。 今村 地域包括ケアシステムの構築を進めるという観点からは,地域で必要とされるかどうかが「よい病院」の1つの指標になるでしょう。たとえ高度医療をやっていたとしても,地域の支持が得られないということであれば,よい病院とは言えないのかもしれないと考えています。 神野 山田先生はいかがでしょうか。 山田 経営的に病院を継続していくこと自体がかなり厳しい環境に置かれています。何をやってもコストがかか

    よい病院はどうあるべきか(井伊雅子,伊関友伸,今村英仁,神野正博,松田晋哉,山田隆司) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
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    DrPooh 2014/12/24
    病院と地域の関わりについて。厚労省の描く図だと「地域」は病院の外部を指しているように見えるんだよね。
  • 第9回医療の質・安全学会学術集会開催 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    第9回医療の質・安全学会学術集会が11月22-24日,高久史麿大会長(医療の質・安全学会)のもと,「患者位の質・安全を追求する21世紀医療システムの構築に向けて」をテーマに開催された(会場=千葉市・幕張メッセ国際会議場)。紙では,医療者の超過勤務,若手医師の質改善活動について議論した2つのシンポジウムの模様を報告する。 医療者自身の健康が患者の安全につながる 医療安全確保には医療者自身が健康であることも重要であり,健康に影響を与える要因としては疲労やストレスが挙げられる。シンポジウム「日の医療者の超過勤務を考える」(座長=聖路加国際大・井部俊子氏)では,疲労やストレスの原因にもなる超過勤務の問題が取り上げられ,医療者の労働時間の現状や課題が共有された。 まず,濱口桂一郎氏(労働政策研究・研修機構)が,日人の労働時間に対する意識の変化について概説。1911年,長時間労働による健康被害

    第9回医療の質・安全学会学術集会開催 | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2014/12/24
    医療の質・安全学会学術集会におけるシンポジウム「日本の医療者の超過勤務を考える」の紹介。
  • 終末期の急変対応における,心肺蘇生と形式的心肺蘇生の議論(大関令奈) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    大関 令奈(東京大学大学院医学系研究科医療倫理学分野博士課程) 終末期患者の診療に当たったことのある医療者であれば,次に示すようなケースに対し,どうすればよいか迷った経験が少なからずあるのではないだろうか。 【ケース】 80歳代の女性。進行性肺がんで予後は2-3か月と予想されていたが,自宅で転倒して骨折し,入院。原因は明確ではないが,入院翌日に全身状態が悪化した。事前に夫とは,急変の際に心肺蘇生は行わない方針であることを話し合っていた。 駆け付けた娘に心肺蘇生は患者にとって有効ではない可能性が高く,夫との間では心肺蘇生を行わない方針になっていることを説明したところ,事情を十分に把握していなかった娘に「このままでは何もせずに諦めることになる。せめて心肺蘇生くらいはやってほしい」と懇願された。 このようなケースに,どう対応すればよいのだろうか。患者の状況は刻々と変化する中,医療者は家族と十分に

    終末期の急変対応における,心肺蘇生と形式的心肺蘇生の議論(大関令奈) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2014/12/10
    儀式としての心肺蘇生の意義について。「Slow Code/Show Code」という用語は初めて知った。
  • 【寄稿】 主治医意見書の記載時のポイント(後編) 書き方を「よくある失敗」から考える 医学書院/週刊医学界新聞(第3099号 2014年11月03日)

     【寄稿】 主治医意見書の記載時のポイント(後編) 書き方を「よくある失敗」から考える 井藤 英之(飯塚病院総合診療科) (前回よりつづく) 稿では,前回(第3095号)の基礎知識編からステップアップし,実践的な主治医意見書の書き方について述べる。記載時に重要なのは,表内の(1)-(7)であると考える。何も知らないで書き始めるとやりがちな失敗を挙げつつ,記載時のポイントを紹介したい。 1.傷病に関する意見 1)診断名……(1) 2)症状としての安定性……(2) 3)生活機能低下の直接の原因となっている傷病または特定疾患の経過及び投薬内容を含む治療内容……(3) 2.特別な医療 ※処置内容,特別な対応,失禁への対応 3.心身の状態に関する意見 1)日常生活の自立度について 2)認知症の中核症状 3)認知症の周辺症状……(4) 4)その他の精神・神経症状……(5) 5)身体の状態 4.生活

    【寄稿】 主治医意見書の記載時のポイント(後編) 書き方を「よくある失敗」から考える 医学書院/週刊医学界新聞(第3099号 2014年11月03日)
    DrPooh
    DrPooh 2014/11/05
    『患者の抱える疾患と,今後送るであろう実生活の様子を関連付ける』という点は重要。付け加えるなら一次判定で捉えられないような部分について具体的記載を。
  • 【寄稿】 がん終末期の急変では何を考え,どう向き合うか - 医学書院/週刊医学界新聞(第3097号 2014年10月20日)

    長谷川 久巳(国家公務員共済組合連合会虎の門病院看護部次長/がん看護専門看護師) 高齢多死社会を迎えた現在,終末期における急変患者への対応が新たな課題の一つとなっている。今年6月に開催された第19回日緩和医療学会(大会長=島根大・齊藤洋司氏,神戸市)において,シンポジウム「終末期の急変を考える」が開催され,筆者は演者の一人として発言の機会を得た(第3084号)。“終末期”と“急変”の言葉の組み合わせは,一見しっくりこない印象を持つかもしれない。しかし,急変を「病気の自然経過ではなく,予期せぬ病態の変化によって数日以内に死に至った場合」と定義付けた場合,わが国のホスピスケアを受けた患者の急変は1990年代の調査で23%1),42%2)と示されている。今回シンポジウムで発表した村上真基氏(新生病院)は,所属する緩和ケア病棟での急変が,2013年度は42%であったと報告した。急変といってもすぐ

    【寄稿】 がん終末期の急変では何を考え,どう向き合うか - 医学書院/週刊医学界新聞(第3097号 2014年10月20日)
    DrPooh
    DrPooh 2014/10/22
    終末期の急変について。患者側とのコミュニケーションが不十分な場合の対応,その際矢面に立たされるスタッフの感情の問題など。
  • 在宅での感染対策って?(川口篤也) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     モヤモヤよさらば! 臨床倫理4分割カンファレンス 生活背景も考え方も異なる,さまざまな人の意向が交錯する臨床現場。患者・家族・医療者が足並みをそろえて治療を進められず“なんとなくモヤモヤする”こともしばしばです。そんなとき役立つのが,「臨床倫理」の考え方。この連載では初期研修1年目の「モヤ先生」,総合診療科の指導医「大徳先生」とともに「臨床倫理4分割法」というツールを活用し,モヤモヤ解消のヒントを学びます。 ■第10回 在宅での感染対策って? 川口 篤也(勤医協中央病院総合診療センター 副センター長) (前回からつづく) (大徳) モヤ先生,最近Y先生について訪問診療に行ってるんだって? (モヤ) 膀胱がんの末期で,尿路感染で入院したEさんが退院されたため,訪問診療してるんです。でもちょっと,モヤモヤしてることがあって……。 (大徳) ふーん,何だろう。 (モヤ) 入院中の尿培養から,

    在宅での感染対策って?(川口篤也) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2014/10/06
    在宅での感染対策について。病棟でのリスク管理と同じレベルを要求することで在宅のメリットを損なうこともある。
  • 主治医意見書の記載時のポイント(前編)介護保険の基礎知識 医学書院/週刊医学界新聞(第3095号 2014年10月06日)

     【寄稿】 主治医意見書の記載時のポイント(前編) 介護保険の基礎知識 井藤 英之(飯塚病院総合診療科) 初期研修医・後期研修医となってから,「主治医意見書」の記載を要求されることもあるはずだ。ただ,医学生時代,この書類の記載方法に関する講義を受けた経験が,筆者にはない。さらに言うと,介護保険制度自体について,医師になった時点では正確に理解していなかったというのが音である(講義を真剣に聞いていなかったためか……?)。若手医師たちは皆,自信を持って書けているのだろうか? 介護保険は,患者さんやその家族の退院後の生活のサポートとなるものであり,ひいては今後の人生の質をも左右し得るものである。その認定の鍵を握るのが,この主治医意見書だ。公的な介護が必要な方に必要なぶん行き届くよう,きちんと評価される記載方法を知っておくことは重要である。不十分な書き方をしたがために,患者さんに不利益を被らせる

    主治医意見書の記載時のポイント(前編)介護保険の基礎知識 医学書院/週刊医学界新聞(第3095号 2014年10月06日)
    DrPooh
    DrPooh 2014/10/06
    主治医意見書の過不足ない記載方法を学ぶ機会は少ない。勤務医は特に。
  • 【座談会】 「地域の住民中心」を叶える医療者像を求めて 医学書院/週刊医学界新聞(第3094号 2014年09月29日)

    川越 正平氏(あおぞら診療所院長/理事長) 澤 憲明氏(英国・スチュアートロード診療所 General Practitioner) 武内 和久氏(厚生労働省社会・援護局 福祉基盤課 福祉人材確保対策室長) 堀田 聰子氏(労働政策研究・研修機構 人材育成部門研究員) 超高齢社会を迎えた今,日の医療制度をその在り方から見直す機運が高まり,「諸外国の医療システムから学ぼう」という試みが見られている。ただ,その多くは“大枠で”“俯瞰的に”語られており,現場の実践者から湧き出る具体的な疑問を起点とする語り口は少ない。そこで紙では,千葉県松戸市で開業医として在宅医療に力を入れる川越正平氏と,家庭医療が根付く英国でGeneral Practitioner(GP,MEMO)として従事する澤憲明氏の対談を企画。地域で活躍する2人の対話を連続対談型の連載として掲載し,日英の医療現場の比較から,互いの国の強

    【座談会】 「地域の住民中心」を叶える医療者像を求めて 医学書院/週刊医学界新聞(第3094号 2014年09月29日)
    DrPooh
    DrPooh 2014/09/30
    『地域の医療ニーズ充足に多額の予算を割き,GPの増員や給与面の是正を図るなど,GPを重用する体制へと舵を切った』。理念だけでなく財源の裏付けも重要。数年でハシゴを外すようでは…
  • 在宅療養支援のこれから(宇都宮宏子) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    宇都宮 宏子(在宅ケア移行支援研究所宇都宮宏子オフィス) 2002年,介護保険制度が始まって2年が過ぎたとき,「病院から生活の場に患者さんが帰るためには,看護マネジメントが必要だ」という強い思い(中身はざっくりしてたけど)で,大好きな在宅の現場から大学病院に戻る決心をした。そして大学病院のナースたちと奮闘しながら構築してきた「退院支援・退院調整の3段階」((1)スクリーニングとアセスメント,(2)受容支援と自立支援,(3)サービス調整)をもとに取り組み,診療報酬にも反映させることができた。 ただ,ここにきて気になることがある。退院支援の目的も連携の意味も教育されないまま,診療報酬の評価を追うかのような在宅療養支援になってしまっている病院が散見されるのだ。 「国が在宅医療を推進するから」「診療報酬の評価が付いたから」退院支援をすべきなのだろうか? もともと暮らしていた場所に戻るのは,来当た

    在宅療養支援のこれから(宇都宮宏子) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2014/09/26
    単なる退院支援にとどまらない在宅療養支援。
  • 救急対応時には,どうすればいい?(川口篤也) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

     モヤモヤよさらば! 臨床倫理4分割カンファレンス 生活背景も考え方も異なる,さまざまな人の意向が交錯する臨床現場。患者・家族・医療者が足並みをそろえて治療を進められず“なんとなくモヤモヤする”こともしばしばです。そんなとき役立つのが,「臨床倫理」の考え方。この連載では初期研修1年目の「モヤ先生」,総合診療科の指導医「大徳先生」とともに「臨床倫理4分割法」というツールを活用し,モヤモヤ解消のヒントを学びます。 ■第9回 救急対応時には,どうすればいい? 川口 篤也(勤医協中央病院総合診療センター 副センター長) (前回からつづく) (大徳) またなんだか,モヤモヤした顔をしてるね。 (モヤ) あ,大徳先生! この前当直のときにかかわった,重症肺炎で救急搬送されてきた患者Tさん(90歳)のことでちょっと……。最終的に気管内挿管して人工呼吸器管理になったんですが,じっくり考える時間もなく結論

    救急対応時には,どうすればいい?(川口篤也) | 2014年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
    DrPooh
    DrPooh 2014/09/10
    超高齢者の急性疾患における意志決定について。
  • 医療におけるヒューマンエラー 第2版 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院

    はじめに 書の初版(第1版)のまえがきの日付を見ると,2004年6月となっています。当時,私は企業の研究所でヒューマンファクターの研究に従事していました。今,こうして第2版の前書きを書いているのは2014年1月ですから,約10年前に第1版を書いたことになります。10年一昔といいますが,果たして医療は安全なシステムとなったのでしょうか。 10年後の私の感想は,確かにいろいろな点で改善が見られ,医療関係者の努力は高く評価できます。ただし,私は医療における限界もはっきりと理解することができました。「医療事故は必ず起こる」,こう断言できます。 医療安全の重要性を認識した国は,平成18年の医療法改正により,医療安全管理体制の整備を行う医療機関の拡大等を図りました。同年4月の診療報酬改定では,医療安全対策加算を新設しました。さらに,平成19年3月には,医療安全管理者の業務指針とその業務内容に応じた医

    医療におけるヒューマンエラー 第2版 | 書籍詳細 | 書籍 | 医学書院