ここでは、必ず行なわれる今年7月の参議院選挙を念頭に、野党共闘について掘り下げて考えてみたいと思います。参議院選挙の勝敗を決めると言われる「1人区」の約半分で、統一候補を擁立する野党共闘の体制が進んでいます。 野党一本化 15選挙区 32の1人区 協議中「10」 夏の参院選に向け、全国で32の「1人区」(改選数1)のうち15選挙区で民進党と共産党を中心にした野党の候補者一本化が確実になったことが分かった。両党による協議が進んでいる選挙区も10あり、「統一候補」はさらに増える可能性が高い。参院選では1人区の勝敗が選挙戦全体の結果を左右する傾向が強く、2013年の前回参院選で「自民党1強」を選んだ民意が変わるかどうかが注目される。(毎日新聞2016年4月3日) 「野党が、互いに政策が違うのに統一候補を立てるのは野合だ」との声もあるようですが、それなら長い間、日本でも連立政権が続いていることをど