食品総合研究所 サンプル数の理論的決め方 基本事項 ・ここでは母集団の分布は正規分布を仮定して説明しています。 ・母集団の分布の形にかかわらず、平均 µ 、分散 σ 2 の母集団からサンプリング したサンプル平均値 ∑ xi n の分布は、サンプル数 n が多くなると平均 µ 、分 i =1 n 散 σ n の正規分布に近づきます(中心極限定理) 。 2 例えば、1個の試料を反復測定した平均値の場合、反復数が多くなると各試 料の平均値の分布は正規分布に近づきます。 ・1個の試料の反復測定回数が少ない場合、その測定平均値の分布が理論的に 正規分布するとは言い切れませんので分布図を作成して分布の形を確認する ことが大切です。 ・検討対象の分布が正規分布とは言えない場合は、変数変換により正規分布に 近づけることができる場合があります。 ・ 例えば、 測定値 x の分布が右側に長く裾を引く