先日アップデートを行いましたはてなツールバー、hatenabarにつきまして、2月7日のコメント覧等でご指摘いただいておりますように、ページ移動やユーザー切り替えがうまくいかない動作不具合が発生している模様です。 現在、原因の調査をおこなっております。ご利用の皆様にはご不便をおかけし申し訳ございません。もうしばらくお待ちください。
社内での議論や方針をなるべくオープンにしていこうという方針がありながら、それをうまくできなかったのが昨年末の住所登録問題でした。 住所登録問題とは、はてなに登録しているユーザー全員に住所を登録してもらうという方針を発表し、ユーザーや外部から様々な意見を頂いた後、結果として住所登録を撤回したという一連の出来事です。 はてなではユーザーが自由に発言や写真などを登録し公開することができますが、その中には違法性のあるものが含まれる可能性があります。しかし、違法性のある情報を登録したユーザーが誰なのか、ということをはてなが正確に把握しているわけではありません。メールアドレスやIPアドレスから捜査を行っても、正確に特定することが困難な場合もあるでしょう。 そうした事態に対応できるよう、ユーザーに住所を登録していただき、もう少し個人を特定したいと考えたのが事の発端でした。 特に事前にユーザーとの対話など
2003年1月、国内では初期のブログサービスとしてはてなダイアリーベータ版を開始しました。それまでのブログやウェブ日記には無いキーワード機能などを備えたはてなダイアリーは、無料で利用できることもあり当初から利用申し込みが多く、100名のベータテスター枠はすぐに埋まってしまいました。 初期のベータテスト段階では、システムにはまだバグや脆弱性が含まれていました。本来動作するはずの機能がうまく動作しない、という不具合に加え、ログイン中のユーザーのCookieを抜き取ることのできるXSS(クロスサイトスクリプティング)脆弱性が一部に存在していました。 XSS脆弱性は、ユーザーがHTMLやCSSを記述可能なサービスについてまわる問題で、しっかりとした対策を行わないと悪意のあるJavaScriptを動作してアカウントののっとり行為などが可能になってしまいます。 正直なところ、当時の社内ではXSS脆弱性
はてなは8月11日、各政党の仮想株取引を通じて、9月11日に投票が行われる衆議院総選挙の議席数を予測するサービス「総選挙はてな」を開始した。 はてなユーザーであれば、誰でも参加できる。 各政党に仮想株式を1万株ずつ割り当て、その株式をユーザーが取り引きすることで政党の「時価総額」を算出し、議席数を予測する。ユーザーは自由に保有する株式を売買できるため、人気のある政党は株価が上がり、時価総額が高くなる。 総選挙はてなのトップ画面。中央には各政党の「時価総額」がグラフで表示される。また、各政党のキーワードがはてなダイアリー内で言及されている量を示すグラフなども見られる ユーザーは初期ポイントとして1000アイデアポイントを付与され、このポイントを使って政党の株式を購入する。各政党の株式は1万株までは1株1アイデアポイントで発行されるが、1万株に達するとユーザー間で売買することになる。 はてなで
立って会議をするだけでなく、はてな社内では他にも色々なことを試みています。その中でも、開発者が楽しく仕事ができるように、という観点でいくつか紹介してみたいと思います。 まずはペアプログラミング。これは、2人1組になってプログラムの開発を行うスタイルで、XP(エクストリームプログラミング)のプラクティスの一つとしても提唱されているものです。 2人でプログラムを開発するというのは、1人がプログラムを書き、もう一人が横からそれを見ている、という方法です。この方法を聞くと、1人がそれぞれの作業を行うよりも作業量が2分の1になってしまいそうな気がするものですが、実際はそれぞれが別々の作業をするよりも効率が上がる、という興味深い逆説的な現象が発生します。 ペアプログラミングの様子。こういうときはなぜかコーラが似合います。 なぜ2人1組でプログラミングをする方が1人ずつでやるよりも効率が上がるのでしょう
「合宿いけへん?」――はてなの近藤淳也社長がそう切り出すと、社員の大反対にあった。ブログサービス「はてなダイアリー」など、20万人以上のユーザーをかかえる、たった10人の会社。遊びに行っている暇はない。 それでも近藤社長は強行した。「きっと何かあるから」。開発者を連れて平日3日間、冬の海を見下ろす宿で過ごした。ひたすらコーディングする以外、やることがなかった。「3日間で5日分くらいの仕事ができた」 この合宿で生まれたのが、国内初のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」。合宿に行くまでの車の中で「何作ろう?」とアイデアを募り、宿でコーディングし、帰ってきた次の日にリリースした。たった4日の早業だった。 合宿は、頭をクリアにして新サービスを考え、生産性を上げるための試みだった。はてなの社員はこの1年で倍増し、組織としての形が見えてきた一方、新サービスの開発が日に日に難しくなってき
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