紀元節だが、特に根拠のある日付でもなく、大して有り難いものでもない。紀元節は明治時代に作られた祝日で、太陽暦で決められているあたり、古いものではない。記紀の記録を元に十干十二支で追っかけて計算した、ホントにこの日に何かあったわけでもないし 神武天皇の御代というのも、神話だから根拠になるものでもない。 似たように、あんま根拠の無い建国記念日としては、スイスの建国記念日がある。あれも、19世紀にナショナリズムが勃興した時「いつがいいだろうか」と後付で遡って決めたものだ。リュトリの誓いも史実かどうか怪しいらしい。古い国の建国記念日なんて、その程度のものなのだろう。 いずれにせよ、その程度のものだから、右も左もあんまり真面目に騒がなくともいいんじゃないの。鯱張って戦前ですらロクに使ってない神武起源を振り回すのも、見ていて無知を晒すようなものではないか 神武天皇の実在への疑問や、あるいはモデル人物と