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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (36)

  • 間瀬元朗『イキガミ』 紙屋研究所

    間瀬元朗『イキガミ』 漫棚通信ブログ版でとりあげられていて、触発された。 http://mandanatsusin.cocolog-nifty.com/blog/2007/01/post_6654.html ずっと前に1巻を読んだとき、どっちつかずの読後感が残っていたんだけど、その正体がつかめない感じで、そのままにしているうちに忘れてしまっていたのだ。 あらすじ紹介は、面倒なので同ブログの紹介文をコピペ。 〈パラレルワールドの現代、日。国家繁栄維持法は、国民に命の尊さを認識させるため、無作為に選ばれた国民を1000人にひとりの確率で死亡させるという法律。小学校入学時に注射されたナノカプセルが肺動脈にひそみ、18歳~24歳で破裂して若者を突然死させる。人にその死亡予告証=「逝紙(イキガミ)」が届くのは死亡の24時間前です。 主人公は死亡予定者に「イキガミ」を届ける公務員。24時間後の自分

    Hebi
    Hebi 2007/01/21
    >死への時間を意識した自覚的な生、というテーマには、がん闘病のようなテーマから、特攻兵士の死までが幅広くふくまれている。その境目がきわめてあいまいになっているので、この種の感情は無防備なまま簡単に利用
  • 藤原正彦『国家の品格』

    藤原正彦『国家の品格』 昨年(2006年)、ベストセラーになったこの新書を今頃読んでいるのは相当恥ずかしいです。恥ずかしい思いをして通勤電車などで読みました。新書カバーとかかけて、ですね。 内容を大ざっぱにまとめると、次のようなものになります。 「論理」を中心にした近代的合理精神には限界がある。新自由主義も共産主義も民主主義も自由も平等もそれらが生み出したもので、今日の世界のいたるところで破たんを生じている。 その原因は「論理」を軸にしているから。論理はある条件下では問題を正しく導くが、それを忘れて万能薬のように扱うと大間違いに至る。 大事なのは「論理」ではなく、「情」や「形」であり、それを大事にしている文化はまさに日文化である。これらの情緒を育む形が武士道精神だ。いまの日はこれが廃れてしまった。 日はこれらの文化を大事にし「品格ある国家」を再建し、世界の危機を救う聖なる使命を果たす

  • NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想

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    Hebi
    Hebi 2006/12/01
    書評だけで十分こわい
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    Hebi 2006/11/24
    !>全部で70ページのパンフ
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    Hebi
    Hebi 2006/10/16
    「同輩集団」の重要さ。たんに採用が絞られて若年層が極薄になってるってだけでも十分なダメージなんだよなぁ。比較対象がないから当事者にもそれほど深刻に意識されないことなんだけど。
  • 紙屋研究所 - 読書感想文を一律に課すのをやめよ 『頭がよくなる必殺!読書術』『マンガの社会学』『わが子に教える作文教室』にもふれて

    読書感想文を一律に課すのをやめよ 『頭がよくなる必殺!読書術』『マンガの社会学』『わが子に教える作文教室』にもふれて パクリ自由の読書感想文を求める群れ アクセス解析をみると、きのう(2006年9月3日)ぼくのサイトに、「博士の愛した数式」「読書感想文」「宿題」「夏休みの宿題」「パクリ自由」というキーワード検索によって来た人間は、実に650人に達した。 そう。ぼくは、小川洋子『博士の愛した数式』の感想文を載せているのだが、これを「パクリ自由の読書感想文」だとしているのだ。 Googleでは「読書感想文 博士の愛した数式」で検索のトップ、Yahoo!では10位でひっかかる(06年9月4日現在)。こりゃあ来るはずだ。 さらに、中高生とおぼしき人から「先生に検索されるとイヤなので、削除して」という要求も来るし、「コンクールに出すといわれたらどう対処すればいいか」などという“悩み相談”まで来た。

    Hebi
    Hebi 2006/09/20
    本を読む行為と作文を書くための技巧を一体化してるところがくせものなんだよなぁ…。
  • NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」:

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    Hebi
    Hebi 2006/07/31
    >一定の努力と汗をかいたら、最小限度の生活が保障されるというシステムをどう再構築するかという問題
  • かがみふみを『ちまちま』 (紙屋研究所)

    かがみふみを『ちまちま』 ぼくの中学から高校時代にかけてのマスターベーションの妄想のなかでは――とそんなもの聞きたくない人は、早めにページを閉じてほしい。 マスターベーションをしなくても、夜寝るとき布団に入ってえんえんと妄想していたもののなかでは、セックスをすることを想像するのが一番興奮したことは言う間でもない。(正確には「性器結合」については想像ができなかったし、そもそも女性器の描写に嫌悪感があった。高校生のときアダルトビデオを見てもその種のシーンが出てくると早回ししていた。) そうした妄想については「ストーリー」をはじめから組み立てている。しかし、そうすると、妄想でセックスまでに自然な(自分的に無理のない)シチュエーションを頭の中で構築するのに、もんんんんんんんんのすごい詳細な手続きが必要になった(星里もちるの漫画のように)。セックスや裸などの身体的欲望へいきつくのはかなり稀で、その前

    Hebi
    Hebi 2006/07/27
    王道だ…
  • 30年後の日本はどうなるか

    サイト3周年記念企画 サイトを開設して6月20日で3周年になる。 個人ホームページの平均寿命は「3年」という説があるが(「ブログの平均寿命は38.2日」という説も)、その説をとりあえず採用するとすると、とりあえず「平均寿命」はこえたわけである。 その前にやめておいたほうが実はぼく自身のためにもなったのではないかという声もあろうが、それには耳をふさぎ、心を強くもってとりあえず前に進んでいきたい。 で、3年を記念してなんか研究所っぽいことをやってみる。 30年後くらいにぼくは定年になるのであるが、そのころ日はどうなっているのか。 うわーシンクタンクっぽい。いや、中身はそうとう杜撰ですが。 実は文芸春秋の『日の論点』編集部が『10年後の日』という新書をまとめている。このの予想と重なる点も多いのだが、このへの根的な点での批判をしながら、自分なりの想定を考えてみたい。『10年後の日』に

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    Hebi 2006/06/13
  • 村井実訳『アメリカ教育使節団報告書』 宗像誠也編『教育基本法』

    第十条(教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。 2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。 (教育行政) 第十六条 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。 (2~4は略) (教育振興基計画) 第十七条 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基的な方針及び講ずべき施策その他必要な事項について、基的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。 2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当

    Hebi
    Hebi 2006/05/28
    教育基本法10条の改定にかかる問題。愛国心ばっかり注目されてるけどここも180度違う方向に書き換えられていることがよく分かる。
  • 紙屋研究所 :: 新城カズマ 『ライトノベル「超」入門』 文化運動としてのライトノベル

    新城カズマ『ライトノベル「超」入門』 職場の同僚と飲んで(ジョッキにビール1杯)別れたあと、地下鉄に乗っていたら急に気分が悪くなる。激痛。脂汗がダラダラ。「寝不足で疲れているときに飲むと出るアレだよ」と、気が遠くなりながら思う。急性腸炎みたいなやつだ。 もうダメ。と思った矢先、到着駅が見えてきた。天国の光のようだった。しかし、電車が止まるまでが異様に長く感じられ、ドアが開いたとたん、まろび出て、まずは目の前のベンチにへろへろとたどりつく。 失禁の危機というのではなく、激痛で倒れそうになるのだ。前、これに遭って、飲み屋(チェーン店系)で救急車呼んだなー。店長らしき男が青くなって「呼ばないでくれ」と叫んだが、ぼくの友人が「何言ってんですか!」と怒鳴った。ありがたいなあ、友人。いやそいつは当の親友だと思ったね。 ベンチにすわっていていったん波がおさまる。次の波が来るまでが神が与えたチャンスだと

    Hebi
    Hebi 2006/05/28
    もしかしたらヘヴィーな読者がこんなふうに解説したいという形を具現化したものなのかも。
  • 漫画イ・ユジュン 原作イ・ヒョンソク『軍バリ!』 - 紙屋研究所

    漫画イ・ユジュン 原作イ・ヒョンソク『軍バリ!』 うむ、面白かった。 ルポとしての面白さだ。 甲斐性なしのダメヲタクの韓国青年が、「国民皆兵」である韓国の徴兵制によって軍隊に入る話だ。 漫画としての手法はいたって単純で、日を追って体験することを順番に描いていく。これが功を奏している。日の読者は、主人公キム・ジンの入隊を少し高い上空から観察するように、韓国の徴兵制というものを理解していくことになる。非常にわかりやすい。 入隊におびえてネションベンをするキム・ジン。水着のキャラのフィギュアを「わーっかわいい」と愛でた直後に「クソー! 女のコはいいなぁ 軍隊に行かなくていいんだもん! 父さん 何で僕を男に作ったんだよ!!」と泣き崩れるキム・ジンの様子は、「もしもいま日に徴兵制がしかれたら……」という設定にほとんど近いものがある。この段階で、日の読者は「まったくの異国の話」という気がしなくな

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    Hebi 2006/05/16
    ?>彼は軍隊を体験することで「ミリタリーマニア」として夢想する戦争と、現実の「軍隊」のギャップを痛感し、「違うな!」と思ったという。宮台がそれをフォローして、そのリアリズムが過激な国粋主義を防止してい
  • 佐々木俊尚『グーグル』、梅田望夫『ウェブ進化論』

    佐々木俊尚『グーグル』、梅田望夫『ウェブ進化論』 まず佐々木の方から読もう どちらも「Google」論である。 というか、有名な梅田の『ウェブ進化論』を、もっとシロウトむけにわかりやすく懇切丁寧に解説したのが佐々木の『グーグル』だといえる。梅田が度量が狭ければ、「佐々木のなんて、おれので示した概念の一部をなぞってるだけじゃん!」とか怒り出すのでは。 しかし、佐々木はやはり文章のプロだ。圧倒的なわかりやすさである。梅田が、前のめりに「あせあせ」としゃべっていることのうち、一番肝心だと思われる部分をときほぐして、整然と読者にしめす。断然佐々木のから読んだ方がよい。 Googleの革新性 『ウェブ進化論』で梅田は、(1)Googleという企業体の革新性、(2)全世界をむすぶネットの上に精度の高い検索エンジンが登場したことで極小需要だったもの(ロングテール)が売れるようになったこと、(3)ブ

    Hebi
    Hebi 2006/05/14
    後半のサヨのWeb2.0も面白い/>解決策は「生産手段の社会化」すなわち、社会的インフラ・公的機関に転化しかけているGoogleにたいする社会的関与の経路確保しかない。ただ、これは権力的な規制をおこなうのではなく、ネ
  • あずまきよひこ『よつばと!』3巻

    あずまきよひこ『よつばと!』3巻 関係ないが、職場で「あなた、ヨン様に似ているな」と複数の人から言われる。ま、なんていうんですか。事実は隠せないとでも申しましょうか。 さて。 迷子である。 迷子というのは、人には悪いけども、かなりユーモラスな存在だと思う。 この前、新宿の東急ハンズ1階で迷子をみた。 母親とはぐれたらしく、絶望的な顔で「ママーッ」と大泣き(正確には大泣きなので「マ″マ″ーッ」であるが)しながら、彷徨。 ところが、泣きながらよろよろと歩くうちに、ハンズ1階のおもちゃ類の棚が、その子の目に入ってくる。すると、ピタッと止まって、じーっとそのおもちゃを見ているのである。そして、数秒後、自分が迷子であったことを「ハッ」と思い出し、また「ママーッ」と大泣きしてよろよろ歩き出す。しかし、また数歩いったところで、別の興味あるおもちゃを発見し、またじーっと見ている。そしてまた……と、断続的

  • あずまきよひこ『よつばと!』(紙屋研究所)

    あずまきよひこ『よつばと!』 榛野なな恵『Papa told me』にたいして、関川夏央は、を亡くした文筆業の父と娘、という人物配置に次のようなコメントをくわえている。 「娘は、セックスをしなくても許してくれるである。口うるさいが、やわらかな頬をした小さな母である。再婚しないのは娘のためだというのはいいわけで、たんに彼自身の都合のためでもある。もっとも、徹底したエレクトラ・コンプレックスの娘のほうも、今後永遠に恋愛にもセックスにも悩まずに済むから、心安らかに暮らせるという有利さはあるだろうが」(※1) ほかの登場人物についても思い当たるふしがある。 父の妹は、ある化粧品会社につとめる、いわゆるキャリア・ウーマンであるが、結婚していない。父を担当している編集者も結婚していない。母親や周囲から結婚せよという無言の圧力をくわえられ、息苦しさを感じながらも、それを精神のしなやかさによって躱して

  • 佐藤秀峰・小森陽一『海猿』(紙屋研究所)

    佐藤秀峰『海猿』 漫画として実にやりやすそうな設定である。 海上保安庁の物語。「海上において、人命及び財産を保護し、並びに法律の違反を予防し、捜査し、及び鎮圧する」という海上保安庁法1条の規定どおり、崇高な社会的使命。そのために海上保安官たちは自分の命を賭する。 救助される人が生きるか死ぬかという緊迫感。 そしてその最高の使命を果たすために自分の命を犠牲にするかもしれないという緊張。 そのうらはらに持たれるであろう仕事の「やりがい」。 消防士や警察官などを使えば、青年誌でいかにも類似作品が山のようにできそうな描きやすさではないか。 漫画評論家の伊藤剛は佐藤秀峰について、 「ヒトサマの生き死にを描き、そのことで商業的に成功した作家である」 と「あえて酷薄」に書いたことがある(※)。伊藤は『海猿』について「物語が進むにつれ、危機的なエピソードのインフレが起こる。どこか、効果的な表現をドライブさ

  • 小林カツ代『自給自足』

    小林カツ代『自給自足』 「しんぶん赤旗」のほうで、こうの史代『さんさん録』(1巻、双葉社)について「読むと家事がしたくなる」というタイトルで書評を書いた(06年4月26日付)。自分も家事をする必要にせまられているうんぬんと書いたら、まず、つれあいから「抗議」が。 「だいたいあの文章だと、離れていた独り身のときは家事していなくて、なんであたしといっしょになったとたん、家事をする『必要にせまられる』ワケ!? あたしが家事させてるみたいでしょ!」 いや、そういうわけでは……。つか、威張るほど「家事」してませんし。 『さんさん録』は定年後すぐにに先立たれた男が、息子夫婦のもとで「専業主夫」をしながら暮らす話だが、家事を覚えたての主人公がこう嘆息するシーンがある。 「うために働き 働くためにい 片付けてはちらかし ちかしては片付け……… 生きる事は なんと無為なのだ」 このつぶやきを聞いて、虫

    Hebi
    Hebi 2006/04/30
    初心者の家事は新鮮で楽しい/こうの史代『さんさん録』も。
  • 浅尾大輔『「非典型」労働者の組織化、その可能性の中心』

    浅尾大輔『「非典型」労働者の組織化、その可能性の中心』 左翼がおちいる「官僚的文書」のこと 左翼の組織的方針文書は、ともすれば官僚的文書となる。 組織を動かすための「正確さ」や、だれをも傷つけたり不満にさせたりしない「政治的配慮」が最優先され、それがテンプレのように骨化していけば、そうなることはむしろ必然だといえる。そして、それはある程度必要なことだし、組織が大きくなるほどそれをきちんとこなせる人がいなければ、組織は回らない。だが、やはりそれは習慣化して石化すれば、どうしても感性の弾力を失った、お馴染みの言葉、「官僚主義」になるのだ。 ルポライター鎌田慧は、方針文書ではないが、ビラについてこう書いたことがある。 「ビラは極限状況の記録でもある。わたしは、総評に送られてくる労働者の小説やルポルタージュを年に一回読む機会をもっているが、それらは争議組合のビラの断片に遠くおよぶものではない。紋切

    Hebi
    Hebi 2006/04/27
    持続可能なのかとひとごとながら心配してしまう>相手の「全部」を丸ごと抱えてしまうというのは、本当にやろうと思えばとてつもない負担が被相談者にはかかってくる。自分が潰れてしまう。
  • ODN:サービス終了のお知らせ

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    Hebi 2006/04/08
    間接税の逆再分配効果について/関連→http://www.jcp.or.jp/akahata/aik3/2004-07-07/03_01.html