Java SE 14(2020年3月)では、プレビュー機能としてRecord(jep359)が導入されます。Recordの目的は、"プレーンデータ"の集合を、より少ないセレモニーでモデル化できるようにすることです。単純なx-y座標の抽象化であれば、次のように宣言することができます。 record Point(int x, int y) { } これによって変更不可能(immutable)なコンポーネントであるx、yとその適切なアクセサ、コンストラクタ、equals、hashCode、toStringの実装を持ったPointというfinalクラスが宣言されます。 これらはいずれも、定形コードで補完されたコンストラクタ実装、Objectメソッド、アクセサを記述する(あるいはIDEが生成してくれる)方法であれば、ごく普通に使用されているものです。 このようなコードを書くのは確かに面倒ですが、もっ