本入門連載では、システム管理者やシステムエンジニアの方々を主な対象として、IT業界でよく使われる技術や概念、サービスなどの解説をコンパクトにまとめておく。 前回はUSBメモリやリムーバブルディスクなどを保護するBitLocker To Goの使い方を紹介した。今回はPC内部のディスクデータ(内蔵HDD/SSD上のボリュームに格納されたデータ)を保護する機能について見ていく。なお当初のBitLockerは内蔵ディスクを暗号化する機能しか持っていなかったので、To Goのような特別な呼び方はない(あえて言うなら標準BitLockerとでも呼ぶべきか)。 ディスクの種類によるBitLockerの機能の違い BitLockerで取り扱うディスクには、以下の3種類がある。