執筆者 森田 満樹 九州大学農学部卒業後、食品会社研究所、業界誌、民間調査会社等を経て、現在はフリーの消費生活コンサルタント、ライター。 食の安全・考 森田 満樹 2015年6月27日 土曜日 キーワード:メディア 栄養 添加物 食品表示 アメリカのトランス脂肪酸をめぐるニュースが、6月中旬から様々なメディアで発信されています。16日に「米、トランス脂肪酸禁止…数千件の心臓発作予防(読売新聞)」「トランス脂肪酸、食品添加禁止(時事通信)」「トランス脂肪酸の禁止、米が決定『安全と認められぬ』(朝日新聞)」など、主要紙が一斉に報じました。 トランス脂肪酸を多く摂取すると、LDL(悪玉コレステロール)が増加し、HDL(善玉コレステロール)が減少して、動脈硬化症の危険因子となることが一般的に知られています。これらの記事を見て、米国ではとうとうトランス脂肪酸を全面禁止かと驚いた方も多いと思います。