江戸後期の文化年間(1804~1818年)から文政年間(1818~1830年)頃と考えられます。 【資料1】『日本料理由来事典 (中)』(川上行蔵監修 同朋舎出版 1990) p548-549「江戸後期の一八二〇年ごろにはサバの生臭みを消すためにワサビを用い、おろしワサビをはさんだ握り鮨が考えだされた。」 【資料2】『ワサビ栽培』(足立昭三 秀潤社 1987) p189「ワサビはかなり昔から香辛料として用いられてきたが、すしに使われるようになったのは江戸時代文政年間(1818~1830年)に江戸前の握りずしが登場してからである。」 【資料3】『日本大百科全書 24』(小学館 1995) ワサビ(山葵)の項 p762「すしとワサビの結び付きは江戸後期からで、1820年(文政3)ころ江戸のすし屋華屋与兵衛がコハダやエビの握りずしにワサビを挟むことを考案し、評判となった。」 【資料4】『現代すし