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ブックマーク / font-da.hatenablog.jp (5)

  • 痴漢問題を論じるうえで - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    一応、私がいつも踏まえておいた方がいいと思う前提を書いておきます。 (1)えん罪 なぜか「痴漢被害者vs痴漢えん罪被害者」の構図が生まれ、女性が前者を、男性が後者を代表し、それが「女性vs男性」の構図にすり替わっていくことが多いようです。 痴漢の場合は、関与する当人は「被害者と加害者」です。しかし痴漢えん罪の場合は、「冤罪被害者と司法関係者」です。現在の司法手続きは、えん罪が非常に生まれやすいシステムになっています。とりわけ、代用監獄の問題が指摘されてきました。(http://www.toben.or.jp/news/daikan/q1.html) えん罪は、「女性が声をあげないようにすること」で防ぐべきではありません。判決が確定するまでは人権を守った手続きをとり、慎重に事実を調べていくことで、防ぐべきです。証言の信頼性を疑ったり、監視カメラという発想をする前に、現行システムの改善で防げる

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    Meat_eating_orchid
    Meat_eating_orchid 2009/07/31
    そうそう。「あなたの妻/娘が……」という言葉は妻/娘は男の所有物だという家父長制的思考を助長するだけになりがちなんだよね。
  • 【緊急署名】裁判員制度における被害者のプライバシー確保を求める要請にご協力ください - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    追加記事があります 続報とお詫びです。 http://d.hatena.ne.jp/font-da/20090520/1242784754 ―――――――― 知人より、メールで以下の署名の要請を転送していただきました。21日より、裁判員制度が実施されます。その中で、性犯罪被害者の氏名が、裁判員候補には通知されることがわかりました。 残念ながら、現在の社会状況において、性犯罪被害者に対する偏見は根強く、氏名を明らかにされることは大きな不利益になります。そこで、裁判過程において、氏名が伏せられる措置がとられるようになりました。ところが、裁判員制度においては、そのプライバシー保護が適用されません。 もし、裁判員候補が性犯罪被害者の氏名を漏えいしても、守秘義務はなく、なんのペナルティも科せられません。そのうえ最高裁判所は、各地方裁判所に判断をゆだね、明確な解決の指針を出していません。 このまま、裁

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  • 「日本人」として村上春樹のスピーチを聞く - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    私は、村上春樹が、エルサレムで語った言葉を、「日人」として聞いた。 イスラエルは、国家というシステムを切望する情熱から生み出された。私は、その情熱を持っていない。なぜならば、私は「日人」であることを生まれながらに付与され、特権を享受し、国家に守られて生きてきたからだ。それが当たり前にありすぎて、疑うこともなく育った。システム(壁)の内側の人間である。 村上春樹は、このような「日人」を相手に小説を書く。読者も、村上春樹を「日人」だと想定している。「日人」のコミュニティの中で、「小説家・村上春樹」は存在している。たとえ、村上春樹個人が、日を嫌って移住しても。 村上春樹は、エルサレムで「私は小説家である」と言った。このとき、「日人」コミュニティ内での「小説家・村上春樹」と、エルサレムでスピーチを行う村上春樹は接続される。多くの「日人」は、エルサレムでスピーチする村上春樹を「日

    「日本人」として村上春樹のスピーチを聞く - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    Meat_eating_orchid
    Meat_eating_orchid 2009/02/24
    そろそろイスラエル人のエンジニアが、ぶつけても卵が割れない壁を開発して技術的に「解決」してくれるはず
  • 男はフェミニストを続けうるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    最初に書いておくが、私はフェミニストである。さらに、「女だけフェミニズム」を批判し、ジェンダー・アイデンティティに関わらず、フェミニストを名乗れて当たり前だと思っている。「フェミニズムはみんなのもの」(byベル・フックス)である。 しかし、男とフェミニズムをやっていけるかというと、残念ながらまったく自信がない。私はジェンダーの問題を男性を議論するたびに、自分がすり減って、大事なものを奪われていくような感覚に陥ってきた。もちろん、そうでなくうまく議論できることもないわけではないが、そんなのは100回に1回ぐらいだろう。特に、ジェンダー違和のないヘテロ男性とは、どこから話していいのか皆目見当もつかない。最終的に「どうせ男にはわからないよ!」と叫びそうになり、「それだけは言っちゃいけないよ」と自制して、そう思ってしまったことに対して反省を繰り返す羽目になる。*1 なぜならば、男性と女性の間には、

    男はフェミニストを続けうるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    Meat_eating_orchid
    Meat_eating_orchid 2009/01/10
    百人百様のフェミニズム解釈。定義付けをしとかないと、この前の「頭がいい」論争みたいに、各々のぼくフェミニズムあたしフェミニズムをぶつけ合うだけになりそう。
  • 「『萌え』の正体」(「國文学11月号」) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    國文學 2008年 11月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 学燈社発売日: 2008/10/10メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (15件) を見る 「國文学」が、トチ狂って「萌え」についての特集を組んだので、一応買った。「萌え」というのは単なる流行語*1にすぎないだろうし、数年後にはたぶん「そんなのもあったねえ」とか言われるのだろう。もう「萌え」の話は飽和状態だし、今回の特集もあまり期待していなかった。 ところが、意外と数は面白い文章が載っていた。中でも、田透「『萌え』の行く先――文学は敗北したのか」は印象に残った。田さんは、以下のように文学史をまとめる。 吉隆明ふうに言えば、「大きな物語」=「共同幻想」に自己の居場所を見いだせなくなった70年代後半以降の大衆は、徐々に「小さな物語」=「対幻想」の内部へと入りこんでいった。この「対幻想」の中に「

    「『萌え』の正体」(「國文学11月号」) - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    Meat_eating_orchid
    Meat_eating_orchid 2008/10/18
    「それはほんとに基本的な「人が生きるとはなにか/死ぬとはなにか」という問題に立ち返ることだろう」。えー、またー? トレンドじゃなくてあなた個人がやりたいだけなんじゃないの? ぼくはやりたくないです。
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