太田農水相・白須次官辞任 汚染米問題で引責2008年9月19日14時8分印刷ソーシャルブックマーク 会見で辞任を表明した太田農水相=19日午前11時17分、東京・霞が関の農水省、鎌田正平撮影 太田農林水産相は19日の閣議後、福田首相に対し、農薬などで汚染された事故米の不正転用問題をめぐる農水省の一連の対応の責任をとって辞任する意向を伝えた。首相は同日中に辞任を認める方針で、農水相は町村官房長官が兼任する。白須敏朗事務次官も同日付で引責辞任した。 太田農水相は19日の閣議後の記者会見で、「事故米が社会的に大きな問題となり、責任を取ることにした。再発防止策もほぼ固まり、一つの節目だと思った」と辞任の理由を説明した。 大臣と事務方トップの事務次官が同時に辞任するのは極めて異例。福田内閣は24日に総辞職を予定しているが、太田農水相がこれを待たずに辞任する背景には、不正転用拡大の実態や業者による接待