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医療に関するNORMANのブックマーク (28)

  • 子どもの吸入ステロイド薬、慎重に 身長伸び抑える恐れ:朝日新聞デジタル

    小児アレルギー学会は、子どもの気管支ぜんそくの治療で広く使われている吸入ステロイド薬を、より慎重に使うよう注意喚起する声明を出した。副作用で子どもの身長の伸びを抑える可能性が、海外で報告されたためだ。ただ、治療の効果は大きいため、病状をこまめに調べて、使うのは必要最少量にすることを求めている。 15歳以下の小児ぜんそくは、20人に1人程度いるとされている。発症するのは0~1歳の乳幼児が多い。ダニなどへのアレルギー反応で気管支に炎症が起こるのが原因だ。発作が治まった後も炎症が続くため、発作の防止には治療を長期間続ける必要がある。 よく使われるのが吸入タイプのステロイド薬。しかし、子どもの身長の伸びが抑制され、その影響は成人した後も続くという報告が、3年ほど前から米国で相次いだ。患者約950人の調査では、5~13歳から吸入ステロイド治療を4~6年間受けた患者は、この薬を使わなかった患者と比

    NORMAN
    NORMAN 2014/02/27
    ICSによる小児喘息の長期管理について(日本小児アレルギー学会)http://www.jspaci.jp/modules/important/index.php?page=article&storyid=33
  • 地球で生きる宇宙飛行士――『宇宙兄弟』はなぜALSを描いたのか?/川口有美子×佐渡島庸平 - SYNODOS

    大人気漫画『宇宙兄弟』(現在22巻まで刊行。3月21日23巻発売予定)では、ふたりの登場人物がALS(筋萎縮性側索硬化症)として描かれている。筋肉が委縮し、呼吸器なしでは生きられなくなり、いずれは身体が動かなくなるALS。そんな難病をなぜ『宇宙兄弟』は取り上げたのか。『宇宙兄弟』(講談社)の編集担当の佐渡島庸平氏と、ALSを罹患した母親について書いた『逝かない身体』(医学書院)の川口有美子氏が、宇宙兄弟について、ALSについて語り合った。(構成/金子昂) 川口 対談が決まってから、今日をずっと楽しみにしていました。佐渡島さんにお聞きしたいことがいっぱいあります。 佐渡島 こちらこそよろしくお願いします。 宇宙兄弟は、幼少時代にともに宇宙飛行士になることを約束した兄弟の話です。先に弟が夢をかなえ、兄は後から追いかけます。宇宙と家族がテーマなのですが、ALSも作品で重要な要素です。 川口 そう

    地球で生きる宇宙飛行士――『宇宙兄弟』はなぜALSを描いたのか?/川口有美子×佐渡島庸平 - SYNODOS
  • <若年性認知症>世界から名詞が剥がれていく…56歳が手記 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

    世界から名詞がどんどん剥がれていく−−。関西地方に住む若年性認知症の会社員の男性(56)が、記憶を失い始めた自身の姿を克明につづった手記を毎日新聞に寄せた。症状が進む自らの感覚を冷静に見つめ、忘れることの痛みや苦しみを率直に描いている。男性は「認知症になるとつらい気持ちも分からなくなると思われがちだが、記憶を失いもがき苦しんでいることを理解してほしい」と訴えている。【山崎友記子】 ◇忘却、もがく日々…スマホにメモ、記憶再現 <世の中は名詞で埋まります。「認知症」と突然、医師から告げられて、後から私は認知症になりました。(中略)ただの記憶の忘却がその瞬間に「認知症」という重い病の雨になって降り注いできました> 認知症と診断されたのは昨年5月。物忘れがひどくなったのを機に脳神経外科を受診すると、いくつかのテストの後に、医師から認知症と告げられた。 <「薬を出します」と雷鳴が鳴り響き、踏

  • 「自然分娩」の吉村院長が引退 ユニーク出産、映画にも:朝日新聞デジタル

    【北上田剛】妊婦らがまき割りや雑巾がけをして出産に備えるユニークなお産で知られる愛知県岡崎市の産婦人科「吉村医院」。50年以上、院長を務めた吉村正さん(81)が年内で引退する。体力が続かなくなったという。吉村院長は「夢中でやってきたが、思想を貫けたのは誇りに思う」と話す。 吉村院長は28歳で開院。「お産を来の姿に戻す」として、帝王切開や陣痛促進剤など医療技術に極力頼らない「自然なお産」を提唱してきた。 約35年前、医院の裏に築300年の古民家を移築。「産む力」を引き出すため、妊婦らは思い思いに通い、そこでまき割りや井戸の水くみをして体作りをし、それぞれの出産に備える。医院には一般的な分娩(ぶんべん)室もあるが、ほとんどが畳の上に布団を敷いた「和室分娩室」での出産を希望するという。

    「自然分娩」の吉村院長が引退 ユニーク出産、映画にも:朝日新聞デジタル
    NORMAN
    NORMAN 2013/12/29
    引退は喜ばしいのかもしれないが、この記事のトーンはまったく喜ばしくない
  • がん患者遺族:不用意な言葉で傷 一周忌でも悲しみ癒えず- 毎日jp(毎日新聞)

  • 肝硬変で移植、2割が再び飲酒…誓約書書いても : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    アルコール性肝硬変が原因で肝臓移植を受けた患者のうち、2割以上が手術後に再び飲酒を始め、うち7割近くが再び血液検査などで肝臓に障害が表れるほどの飲酒量だったことが、日肝移植研究会の調査で分かった。 国内での大規模な調査は初めて。 調査は、1997年11月~2011年12月にアルコール性肝硬変が原因で肝臓移植を受けた37医療機関の患者のうち、退院できずに亡くなった人などを除く140人を分析した。その結果、32人(男性23人、女性9人)が移植後に再び飲酒を始め、うち21人(男性14人、女性7人)が血液検査などで肝臓に障害が表れていた。飲酒を始める時期は移植後1か月~1年半に多く、中でも半年後が最多だった。肝臓に障害を来すほど飲酒した人の生存率は5年で下がり始め、10年では飲酒していない人の3分の1以下だった。 調査した東京女子医大消化器外科の江川裕人教授によると、移植前に患者は「再飲酒しない

  • 「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいますか?」 - いつか電池がきれるまで

    「機長からアナウンス・第2便」(内田幹樹著・新潮文庫)より。 飛行中に急病人というのは、けっこう発生するものだ。ある統計によれば、国内線では1000件あたり約1件、国際線だと5件前後になる。そういうときはアナウンスをして、医療関係の方に協力をお願いして、助けていただいている。 以外なようだが、A社の便には医療関係者が平均89パーセントの確率で搭乗しているというデータがある。 以前JALだったか、やはり飛行中に急病人が発生した。たまたまその便には医療関係者が誰も乗っていなかった。そこで、そばを飛んでいた同社の便に連絡し、乗客として乗り合わせていたお医者さんと無線でやりとりして、無事に収まったということがあった。言ってみれば遠隔操作の治療なのだが、機内に積んである医療キットも、医師の指示さえあれば使用できるのだ。 急病人発生で大変なのは、たとえばシベリア上空を飛んでいる場合などだ。病人の具合に

    「お客様のなかに、お医者様はいらっしゃいますか?」 - いつか電池がきれるまで
  • 外科医の当直明け手術 20%が「質低下」 NHKニュース

    外科医の4人に3人が病院に泊まり込む当直明けの日に手術に参加し、このうちのおよそ20%の医師が手術の質の低下を感じていることが日外科学会の調査で分かりました。 日外科学会は、会員の勤務の実態を調べるため、去年10月から12月にかけて全国の外科医8300人余りにアンケート調査を行いました。 それによりますと、この1、2年間に病院に泊まり込む当直明けの日に手術に参加したことがあるか尋ねたところ、▽「いつもある」が36%、▽「しばしばある」が25%、▽「まれにある」が13%で合わせて74%が「ある」と回答しました。 また、手術への影響について尋ねたところ、「出血が増えたり、時間が長くなったりするなど、手術の質が低下することが多い」と答えた外科医が19%に上りました。 さらに「疲労から医療事故を起こしたり、一歩間違うと医療事故につながるおそれを感じたりした経験がある」と答えた外科医が4%いまし

  • 家族写真 | わたしのフクシ。

    箱に大事に閉まってある写真が外に出され、目の前に置かれたとき、一瞬、つばを飲み込んだ。写真を撮るつもりで「見せてください」とお願いしたものの、いざとなると直視することにためらいが出てしまった。 その中心に映っている新生児、Oちゃんは「生きてない」。その子を抱く母親Pさん、囲む夫の男性、長女、長男。全員が笑顔だった。セルフタイマーで撮影したその写真は、不自然さが一切なかった。こういう1枚を幸せな家族写真そのもの、というのかなとも感じた。「この時が、一番、幸せだったんです。ああ、当に幸せだったなあ」。Pさんは、その時を思い出し、慈しむかのように、声を漏らした。 ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇ 妊娠8カ月のころ、胎児の心臓に穴が開いていることが判明した。詳しい検査で染色体異常症「18トリソミー」であることが分かった。無事に産まれる可能性自体が低いこと、対面できても生存確率がきわめて

  • 手術予定の患者3年放置し死亡 NHKニュース

    名古屋大学病院で口の中のがんの疑いで入院と手術を予定していた患者が、病院から日程を伝えられないまま、3年間放置されていたことが分かりました。 患者は去年、がんが転移して死亡し、病院ではミスが治療の遅れにつながったとして遺族に謝罪しました。 これは名古屋大学病院の松尾清一病院長が13日、会見を開いて明らかにしました。 病院によりますと、愛知県の30代の患者が5年前、口の中のがんの疑いと診断され入院して手術を受けることになりましたが、病院から入院や手術の予定日を伝えられず3年間、そのままになっていたということです。 おととし4月に痛みが悪化して、改めて受診したことから病院側の連絡ミスが分かり、急きょ、手術が行われましたが、その後、がんが肺に転移して患者は去年、死亡したということです。 病院が外部の専門家を交えて調査した結果、病院が入院の日程を決めるのに必要な書類を紛失したため、入院の手続きや患

  • 47NEWS(よんななニュース)

    シトラスパーク瀬戸田 かんきつ産地泊まりで体感、グランピング施設やレモン畑整備で再生【再考しまなみ海道25年】第1部「集客施設は今」②

    47NEWS(よんななニュース)
  • 【基礎知識】バイアグラの効果・副作用|服用できる人とは?

    シアリスについて確認する レビトラについて確認する ステンドラについて確認する ザイデナについて確認する バイアグラをオススメしたい方 バイアグラをオススメしたい方は、とにかく強い勃起力がほしい方です。 「若いとき以上の硬さを維持できた」とおっしゃる方もいるほどなので、1回の性行為にしっかり向き合いたい方はバイアグラを試してみましょう。 またED治療薬をはじめて利用される方にもオススメです。 バイアグラはED治療薬の中でも歴史がもっとも長く、世界中で多くの方が利用されています。 それだけ効果を実感できている方が多く、処方実績からも高い安全性があります。 「最近勃起力に衰えを感じているので、ED治療薬を試してみたい」という方も、まずはバイアグラから試してみてください。 バイアグラの処方・購入方法 バイアグラは、医師の診察を受けてから処方してもらう必要があるお薬です。 処方箋が必要なため、薬局

    【基礎知識】バイアグラの効果・副作用|服用できる人とは?
  • 病院の人すごいがんばってる - 空中キャンプ

    まず最初に症状があったのは10/20(土)の朝で、仕事へ出かけようと電車に乗ったあたりで強めの腹痛がきた。前日夜にカレーべてからビールを飲んだので、胃がもたれたのだろうとおもったが、あまり経験したことのないもたれ感で非常にだるく、仕事先でもほとんど机につっぷしながら作業するという状態だった。実はこのときすでに虫垂炎(=盲腸)だったのだが、社畜らしくソルマックなど飲みながら、どうにか終業まで働いたのであった。その後、体調はすぐれないながらも、渋谷の映画館で『エクスペンダブルズ2』を見たりしており、自分の鈍感さにはあきれるばかりだ。最強の傭兵軍団の映画を見つつも、自分は虫垂炎で完全に弱り切っており、子犬とたたかっても負けるであろう最弱のコンディションであった。 10/21(日)、朝から腹痛は続いているにもかかわらず、薬局で胃腸薬を買って飲んでから、近所の大学で行われていた海外文学関連の講演

    病院の人すごいがんばってる - 空中キャンプ
  • 10円 30円 50円  MRICより - 感染症診療の原則

    暮らし安心のために「水道やトイレのトラブル〇千円♪」というコマーシャルソングを聞くたびにため息が出るというお話を以前聞きました。(ネットでもよく紹介されています) 経済評価にあまり長けていない編集部(まったく長けていない編集長)ではございますが、わかりやすいお話がMRICにあったので2つ紹介させていただきます。 ※ちなみに下記の太字や色は編集部による加工です。 ------------------------------------------------------------------- 「継続不可能な制度設計~医師の長時間勤務について」 つくば市 坂根Mクリニック  坂根 みち子 2012年5月14日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行http://medg.jp --------------------------------------------------------

    10円 30円 50円  MRICより - 感染症診療の原則
  • 次世代米国医師たちの悩み・・・オバマ医療制度改革への不安・不満、医学生増加

    40最以下の医師たちの57%が、米国医療システムのに対し将来に対して悲観的に考えている。 Next Generation Physician Survey the Physicians Foundation http://www.physiciansfoundation.org/FoundationReportDetails.aspx?id=360 500の回答者で、1/3(31%)は“かなり悲観的”と答え、26%が“やや悲観的”と、わずか4%が“かなり楽観的”と考え値得る。 1/3(34%)が、 "new healthcare law/regulations"が主理由のようで、“制度の混乱”、“政府介入”、“メディケア混乱、さらに悪化”と オバマが進める医療保険法( Affordable Care Act )への危惧を表明している。1/4程度は、正の効果を期待しているが、negativi

  • [PDF] 福島原子力災害での放射線被ばくによる健康影響について - 日本疫学会理事会

    福島原子力災害での放射線被ばくによる健康影響について 平成 23 年 3 月 25 日 日疫学会理事会 注:今後の状況の変化により、声明文も更新される予定です 1.はじめに 東北・関東大震災で被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。 報道されておりますように、現在、福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所につ いて、原子力災害対策特別措置法第 15 条に基づく原子力緊急事態宣言が発令されており、周 辺地域への放射性物質の飛散による影響が懸念されております。放射線物質による被ばくが考 えられる地域では、被ばく線量を少なくするために避難や屋内退避の指示がでています。 私たちは放射線への人体影響を評価するための重要な手段である疫学の専門家として、国連 の原子放射線の影響に関する科学委員会(以下、国連科学委員会)の報告書などを引用しなが ら放射線の健康影響に関する知見をご紹介する

  • 漂流生活的看護記録 : 危機介入

    しぶしぶたたかうかんごふさん。新人の頃働いていたリハビリテーション病院に交通事故で脊髄を損傷し、下肢機能全廃の二十歳そこそこの男の子が入院してきた。 事故から間がないにもかかわらず、妙にさばさばとした明るい男の子で、入院時の機能測定をしたPTが「まだ機能回復が望めると思っているのかもしれませんね」と言っていたが、人は「もうこれ以上よくなることはないと知っている」と、やはり元気にわたし達のアナムネに答えていた。わたし達はその明るさになんだか違和感を感じていたのだが、彼はまったく泣き言も言わずリハビリにも熱心で、自室でのトレーニングも欠かさず、他の患者とも仲良くやっていける、当に「いい患者」だった。まだ若いし、これからの自立した生活に必要な準備を万端整えてから退院かと思っていたら 「必要最小限のことでいいんです」 と言って、自己導尿(脊髄損傷の度合いが高いと自力での排尿コントロールが難しく

  • 医師の首絞め看護師殴る…患者の院内暴力深刻 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

    茨城県内の医療機関で、患者から身体的・精神的暴力、セクハラ(性的暴力)などを受ける院内暴力が深刻な問題となっている。 ◆現場の声  「医者を呼べ、お前らも殴られたいか!」。県内のある病院の夜間救急外来に、酒に酔った男性が来院した。名前を尋ねる女性看護師に「さっさとしろ。チャカ(拳銃)持ってるんだ!」とすごみ、頭をつかんで振り回した。けがはなかったが、この看護師はその後、不眠が2、3日続いた。 筑波大大学院の三木明子准教授(看護科学専攻)が6月に出版した「看護職が体験する患者からの暴力―事例で読み解く」(日看護協会出版会)で、全国の院内暴力の実態が明らかにされた。読売新聞の取材では、県内でも「急いでいるから薬だけ欲しい」と診療を拒否したり、「治療期間が長引いた分だけ生活補償しろ」と無謀な要求をしたりする患者や、女性看護師へのストーカー行為など実例は多岐にわたる。 ◇茨城県内の院内暴力の事例

  • asahi.com(朝日新聞社):心神喪失と診断、勾留17年の被告が自殺か 千葉 - 社会

    1992年に強盗殺人の罪で逮捕、起訴されながら、その後の精神鑑定で統合失調症による「心神喪失」と診断され、千葉刑務所(千葉市)の拘置施設に17年以上も勾留(こうりゅう)されていた男性被告(49)が死亡したことが9日、千葉刑務所などへの取材で分かった。同刑務所は自殺とみている。  死亡した被告は92年10月、千葉県松戸市のガソリンスタンドで店長(当時38)を殺害し、現金約56万円を奪ったとして逮捕された。起訴後、千葉地裁松戸支部で裁判が始まったが、被告は裁判官らとの受け答えもままならず、精神鑑定で「心神喪失」と診断された。同支部は94年12月に公判停止を決定したが、被告は専門の病院で入院治療を受けることなく、拘置施設に留め置かれた。  千葉刑務所によると、被告は7月30日午前0時10分ごろ、頭にけがをした状態で拘置施設の単独室で倒れていた。千葉市内の病院で治療を受けたが、8日午後7時半ごろ死

    NORMAN
    NORMAN 2010/08/10
    これか→「asahi.com(朝日新聞社):勾留16年、判決まだ 心神喪失の強殺被告、再犯を懸念 - 社会」http://bit.ly/9m0NAA
  • 記者の目:発達障害がある人の犯罪と矯正 野沢和弘 - 毎日jp(毎日新聞)

    なんとも不可解に思える事件で検挙された人に発達障害があったとき、刑事手続きのあり方やメディアの報道をめぐってよく論議になる。その問題を考えてみたい。 見ず知らずの女性を刺殺した高校生が「人を殺す経験をしてみたかった」と供述して騒然となったのは10年前のこと。高校生は発達障害の一つであるアスペルガー症候群と診断された。脳に何らかの原因がある先天的な障害でコミュニケーションや相手に共感することが苦手なため、悪意はなくても相手の感情を逆なですることがある。 7年前、4歳児が裸で立体駐車場から発達障害ありとされた少年に突き落とされた事件では、地元新聞各紙が3日連続1面トップで障害名を報じ、障害者の家族や支援者からマスコミ批判が起きた。 そのころから報道は変わった。自宅に放火して家族を死なせたり、母親に毒物を盛って衰弱していく様子を観察したり、若い姉妹を惨殺したり……。これらの事件でも容疑者に発達障