ニデックが生産拠点における在庫の棚卸し作業を自動化するシステム「NOATs(Nidec On-call Asset Tracking solution)」を開発した。BLE(Bluetooth Low Energy)タグを活用し、在庫の位置と数量をリアルタイムで把握するものだ。ある工場では従来人手で行っていた棚卸し作業の工数を99%減らせると試算する。 人手による作業で多くの工数を要した モーターやセンサーなどを生産するニデックの拠点では月に1度、保管する部品の数量や位置を確認する棚卸しを行っている。大規模な拠点ではサッカーコート20面分の敷地面積に数万~数十万の部品が点在しており、百人体制で棚卸し作業をすることもあるという。 棚卸しでは目視による確認と記入に半日ほど要していた。加えて、目視での確認や手入力のミスにより、実際の在庫との差異が生まれる場合もある。その差異の調査と確認に追加作業
