タイトルでやりたいことは説明してるんで、導入はスッ飛ばして本題にいきたいんですが、一応。 この記事では、90年代のJ-POPに登場した印象深い歌詞を紹介していきます。 同世代にはなつかしさを 別世代には新鮮なおどろきを! 2秒で考えたキャッチコピーも出たところではじめます。 SIAM SHADE『1/3の純情な感情』(1998) 壊れるほど愛しても 1/3も伝わらない こういう歌詞について語りたい。ヒット曲の名フレーズには、「よく分からんがなんだか分かる」という要素があるんだが、これはその筆頭。冷静に考えれば「壊れるほど愛する」もわからないし、「1/3も伝わらない」はさらにわからない。どんなふうに計測した結果、1/3も伝わらなかったのか。1/4は伝わっていたのか。 ヒット曲の名フレーズにあるのは、言葉の意外な結びつきが生み出す暴力的な迫力で、それは理屈をこえたところで、「なんか知らんが分か