ウクライナ東部の停戦合意を巡って、国連の安全保障理事会で、すべての当事者に合意を守るよう求める決議が全会一致で採択されましたが、アメリカとロシアは非難の応酬を繰り広げ、双方の不信感が改めて浮き彫りになりました。 ウクライナ東部を巡って、政府軍と親ロシア派は今月15日からの停戦に合意しましたが、交通の要衝デバリツェボの周辺では戦闘が続いていて、合意が破綻することが懸念されています。 こうしたなか、17日、国連安保理で緊急の会合が開かれ、ロシアが提出した、すべての当事者に停戦合意を完全に守るよう求める決議案の採決が行われ、全会一致で採択されました。 決議の採択を受け、ロシアのチュルキン国連大使は「停戦合意が守られることでウクライナは悲劇の歴史から抜け出すことができる」と述べて、決議の意義を強調しました。 しかし、アメリカのパワー国連大使は、決議を歓迎しながらも、これまで停戦に向けた動きをなし崩