植毛治療 前頭部と頭頂部は、薄毛になる酵素の影響を受けやすく、後頭部は脱毛しにくいので、後頭部の毛髪を移植する治療法がありこれを植毛治療と言います。 植毛治療は、後頭部の毛髪をくり抜いて薄毛の部分に入れていく治療で、移植した毛髪は、生え替わりを繰り返しますが、移植のために抜いた部分は、全然毛が生えなくなります。 つまり、全体の総本数は変わりません。 そこで、登場したのが植毛の常識を覆す技術、「毛包オルガノイド」です。 毛包オルガノイドの作り方 毛包オルガノイドの実験では、マウスの皮膚から髪の毛の元になる上皮系細胞と間葉系細胞を取り出して、細胞をつなぐ役割をするタンパク質を掛け合わせて培養したところ、10日後には、髪の毛の様なものが生え始め、30日後にはこれが5mmまで伸びる様子が確認されました。 つまり、マウスの毛と同じ長さの毛のクローンをつくることが新たに生え変わる様子が確認できました。