この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。 会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます

この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。 会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
詳細検索 書名 著者名 キーワード ジャンル(大分類) ジャンル(中分類) ISBN※978-4-7923- 以降を入力 発行日 から
興味深く、ある書籍を読んだ後、そのことをこのブログに書くことを、なんとなくではあるがためらう機会が増えてきてしまったようにも思う。そうだなあ。特に理由はない。そうした一冊として、ワシントン・ポスト取材班とマイケル・クラニッシュ、その他による『トランプ』(参照)がある。10月10日に出版されすぐに読み、読後、奇妙な感慨があった。ドナルド・トランプという人をこうして、自伝以外からきちんとジャーナリズムを通して眺めて見ると、なかなかに味わいの深い奇妙な人物である。本書はその陰影をまずこう述べている。 ドナルド・トランプは称賛であれ批判であれ、注目されるのは良いことだと考えている。自分のイメージがそのままブランド・イメージになるため、自分そのものがブランドイメージだという信念で生きていきた。私たちは、トランプも他の人同様、噂やブランド通りではないという考えの下で取材にあたった。そしてその通りだった
ヒップホップねえ、まあ興味ないことはないんだけど、あのゴールドチェーンしたマッチョが「俺が最強だぜメーン」とか「仲間を傷つけたお前は許さねえぜイェー」はちょっとなあ……という人(つまり私のような)初心者を対象に、ヒップホップの誕生から語り起こし、どの地域でどういうジャンルがあり、ということをわかりやすく論じている。 淡々と概観するだけではなくて、対談ならではの遊び心に富んだやりとりがおもしろい。ラップと政治性・精神性なんかを結びつけて論じたがる人がいるけどそうじゃないよ(そもそも単なる言葉遊びだよ)、というのは爽快だし、ユダヤ人が顔を黒塗りすることで「黒人を演じる白人」を「偽装する」、つまりユダヤ人から白人へと格が上がって云々、というのも興味深い(「偽装」をキーワードにアメリカ音楽史を歴史化する、というのは大和田『アメリカ音楽史』の主題らしい。読もう)。 ほかの音楽ジャンルが好きなだけに、
昨日の記事に対して、↓のようなお叱りのコメントを頂戴した。 sam 2010/12/05 00:26 なにやら揶揄されていますが、管理人さんが「お腹いっぱい」でも、それらの分野の初学者もいるわけですし、総花的なのが必ずしも悪いとは私は思えません。そこを批判するなら、代わりとなる複数の良書を挙げるのが建設的ではないですか? まあ、書店に行けば中学・高校生向けの受験参考書なんていくらでもある&毎年新刊が出るので、そのへんはご勘弁願うとして(個人的には「大学への数学」シリーズが好きなんですが)、線形代数なら、基礎 線形代数がわかりやすくていいと思いますよ。amazonでusedなら現在1円(+送料250円)で売ってますし。 このようにとてもわかりやすい参考書が1円(+送料250円)で売られているので、この分野はある意味供給過多になっているわけです。初学者なら、こういう本で勉強しなさいということで
20世紀文学の主な区分としては、1900年から1940年までに花開いたモダニズム文学と、1960年から1990年までに花開いたポストモダン文学に二分できる。大まかに言ってその2つは、第二次世界大戦によって区分される[1]。 20世紀文学の代表的作家としては、マルセル・プルースト、ジェイムズ・ジョイス、フランツ・カフカの3人をはじめ、アンドレ・ジッド、トーマス・マン、ロベルト・ムージル、ヴァージニア・ウルフ、ウィリアム・フォークナー、アーネスト・ヘミングウェイ、アルベール・カミュ、サミュエル・ベケット、ガブリエル・ガルシア=マルケス、トマス・ピンチョンらが挙げられる。 20世紀における技術進歩は書籍の製作を容易にし、その結果、大衆文学や瑣末な文学の地位向上をもたらした。それは、音楽業界の発展に匹敵する。20世紀においては、大衆文学と純文学の区分は絶対的なものではなくなった。そして、ハイ・ファ
「道具」としてのモノが人の認知活動に大きな影響を与えていること、翻って「使いやすい道具」を作るためには人の認知的過程を知ることが重要であるという認識もまた広く受け入れられつつある。 本著では、その「道具」となるモノと人間の認知の関係についての研究の紹介と今後の方向性を示すことを目的として構成された。前者は本著第1部にあたり、「認知科学」誌Vol. 5、No. 1に特集された4つの論文を、よりわかりやすくその後の展開も含めて書き直したものである。これに加え、後者の論文を第2部として構成した。 近年、モノは大きく変化してきている。人が本来生活してきた物理世界から、全く新しい電子世界へと認知的活動範囲を急速に広げつつある今、本書がなんらかの社会的意義を有する認知科学研究の一助となることを期待する。 『「使いやすさ」の認知科学』の編集にあたって 第1部 認知科学による人工物研究 第1章 コミュニケ
フィリップ・ミラー フィリップ・ミラー(Philip Miller、1691年 - 1771年12月18日)は、スコットランドの園芸家、植物学者である。1731年の著作『園芸事典』(The Gardeners Dictionary)で知られる。 デプトフォード(英語版)の農家の息子に生まれた。1721年から、チェルシー薬草園の学芸員として活躍し、没する直前まで園長を務め、野菜・果実・花の品種改良や海外から集めた植物の栽培を行い、チェルシー薬草園を当時最も充実した植物園にした。後にキューガーデンで働くウィリアム・エイトンやウィリアム・フォーサイスを育てた。世界最高級の綿花とされる「シーアイランドコットン」はミラーが品種改良したものが植民地で栽培されるようになったものである。1730年に王立協会の会員に選ばれた[1]。 1724年に、Gardener's and Florists Dictio
※『ケヴィン・ケリー著作選集 2』も好評公開中です。 内容紹介この本に収録したケヴィン・ケリーのエッセイは主に技術に関するものですが、話題の範囲は、それ以外にも、文明、インターネット、計算機、科学、ビジネス、芸術、未来観など非常に多岐にわたっており、それぞれ興味深いエピソードとともに鋭い洞察を示しています。全体を通じて、技術に対して肯定的かつ楽観的な立場をとっていることが特徴です。 いくつか概要を紹介しておきましょう。「第1章 無料より優れたもの」は、インターネットではコピーが容易であり、コピーできるものは究極的には無料になる、その中でビジネスを成立させるために必要な条件が何であるかについて考察しています。「第2章 千人の忠実なファン」では、アーティストは大ヒットをねらうのではなく、またロングテールの底辺に埋もれるのでもなく、一定数の熱心なファンとつながって直接収入を得ることができれば生計
3年くらい前に書いたコンピュータ書の紹介文が発掘されたので、せっかくなので貼っておきます(一部手直し済み)。 こういうのはレギュレーションが問題で、この時は「いい本だけど高い本」でした。今でも当然ながらお勧めですが、「買いたい」というよりは「買わせたい」本かも。 ちなみにこの中では1冊だけ自分では持ってない本があります(それ以外にも買ったんだけど本棚の億に埋もれて発掘できない本も多々あります……)。 ヘネシー&パターソン『コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第4版』 コンピュータアーキテクチャ 定量的アプローチ 第4版 (IT Architects’ Archive) 作者: John L. Hennessy,ジョン・L・ヘネシー,デイビッド・A・パターソン,David A. Patterson,中條拓伯,吉瀬謙二,佐藤寿倫,天野英晴出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2008/
啓蒙する過激思想家。 つまりはクルクルパー。 半分ほど読み進めたところから「これは不条理小説だ」と思いこみ読む。すると、それなりに結構おもしろかったりする。もちろん実戦するわけない。うっかり本書に啓蒙された迷える子羊ちゃんたちはご愁傷様だ。てか、誰も実戦するわけないか。 ↓まずは背表紙の写真(表紙をめくった最初のページにも同じモノクロ写真がある) とにかくインパクト絶大な本書の背表紙の写真。これだけでトンデモ臭がプンプンだ。この本、トンデモ本年鑑のどこかに出ていなかったっけ? タイトルが示すとおり「人は食べなくても生きられる」という思想を声高らかに出張する啓蒙書。とりあえず日本では表現の自由が保障されているので、なにを言ってもよし。でもねえ...そのことについてのツッコミどころは多数ありすぎるのだが、そんな些細な事はとりあえずおいておく。 ソレよりもココが一番のツッコミどころである。表紙に
東大理系の修士学生です. 面白かったです. 難しすぎることは大抵つまらないですが,この本は7割くらいのことが予め分かっていたので,理解しやすいという意味で面白かったです. 外食・テレビ局・メーカー・メガバンクがブラック化しつつある現状の分析に関しては賛同できます. 私も「これらの業界には人生をかけたくないなあ」などと思うばかりです. 紙面の都合やストーリーのシンプルさのために仕方ないとは思いますが,まるで東大ブラック企業探偵団は「ブラック企業以外を調査していない」(というか超自然的な力で回避している)ように見えてしまいます.出先で必ず事件に遭遇するコナンのようです.でもブラック企業が蔓延している状況(を描く作品)ですし物語的にはそのくらいがいいと思います.登場人物のステレオタイプ感も,読みやすさ重視ならば丁度いいかと思います. 文章中に(どちらかと言うとブラック的ではないか,超ホワイト的な
2013年に目を通して印象に残っているものを挙げたいと思います。 あくまで私がたまたまた今年読んだだけであって、今年発行されたものというわけではありません。 【論文】 Nanay, B. (2012). The Multimodal Experience of Art. The British Journal of Aesthetics, 52(4), 353-363. これは勉強会で知覚の哲学を専門にしているGさんが取り上げてくれたもの。 知覚の哲学から芸術の哲学にアプローチする内容なのが新鮮だった。さらに新鮮なのは、芸術作品の知覚を視覚や聴覚単独ではなく、その複合としてとらえているところ。音楽作品も聴覚単独ではなく視覚情報に、映像も音声とともに知覚されているという内容である。個別の分類はまだまだ試作段階という印象だったので、これから議論を重ねられていくのが楽しみな分野になりそうである。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く