5日午前6時10分ごろ、長野市のJR長野駅の在来線ホームに熊1頭がいるのをJR東日本社員が見つけた。熊はすぐに逃げたが、約10時間後の午後4時20分ごろ、駅から北西約1キロの市街地を流れる裾花(すそばな)川沿いで警察官らが発見、猟友会員が射殺した。雄のツキノワグマで体長約1メートル、体重約80キロの子供。けが人はなかった。裾花川沿いで別の1頭の目撃情報もあり、県警は警戒を続けている。 JR東日本長野支社によると、熊は7番線ホーム北側の端にいた。社員が駅事務所に報告に向かう間に姿を消したという。当時、利用客はいなかったが、隣の6番線には直前まで列車が止まっていた。長野駅の北約600メートルの市中心部の路上では同日午前4時50分ごろ、「熊のようなものがいる」と通行人が110番していた。 県警などが捜索中の午後2時15分ごろ、同市安茂里の住民から「熊がいる」と110番があり、裾花川沿いで熊が見つ
梅雨時期のまとまった降雨と8月以降の猛暑。農作物の生育に適した今夏の天候で、野菜が大豊作となり、供給過剰で価格が大幅下落している。消費者にとってはうれしいが、作ってももうけにならない群馬県内の生産農家からは、悲鳴が上る。【庄司哲也】 夏秋キャベツ(7〜10月)の全国一の産地、JA嬬恋村の担当者は「採れ過ぎ。これでは箱代にもならず、頭が痛い」と、愚痴をこぼす。例年、1箱(8個入り)の生産者価格は850〜900円だが、現在は400円ほどで、半額にも満たない。 県によると、これほどの安値の原因は、同じ夏秋キャベツの主要な産地の北海道や長野県なども軒並み天候に恵まれ、平年の1・5倍ほどの供給量となったため。05年も供給過剰で価格暴落が起きたが、その際は、産地廃棄も行い、一部を野菜の供給不足だった台湾に輸出した。だが、福島第1原発の事故後は、海外への農産物の輸出そのものがストップしている。 JA嬬恋
【ウラジオストク田中洋之】ロシアのプーチン大統領は5日、中北部ヤマロ・ネネツ自治管区で自らモーターハンググライダーを操縦し、施設で飼育した希少種のツルを野生に戻す訓練に参加した。 ロシアの鳥類学者が進める「希望のフライト」計画の一環。ヘルメットとゴーグル姿でハンググライダーに乗り込んだ大統領は、飼育場から放たれたツルを渡りのルートに乗せる先導役を務めた。 1年半前からハンググライダーの訓練を始めたという大統領は飛行後、「とても楽しかった。アドレナリンが(体内に)広がっている」と話した。 プーチン大統領は極東ウラジオストクで8、9両日開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に野生生物保護に取り組む姿勢をアピールした形だ。
自民党の安倍晋三元首相は29日午前、所属する町村派会長の町村信孝元官房長官と国会内で会談し、9月下旬の党総裁選に立候補する意欲を伝えた。安倍氏は28日にも森喜朗元首相と会い、同様の意向を示した。安倍氏は来週中に、考えの近い同党議員らと勉強会「新経済成長戦略勉強会」を発足させる考えで総裁選に向けた準備を加速させている。 町村派関係者によると、安倍氏は町村氏に、旗揚げする勉強会について説明したうえで「総裁選に出馬してほしいとの声が党内にある」と述べたという。 安倍氏は、実質的な町村派オーナーである森氏に党内の若手・中堅から総裁選への出馬を求める声が高まっていると説明。「声に応えなければならない」と強調した。森氏は、町村氏も立候補を模索していることを挙げて「このままだと(町村派は)分裂する」と自重を求めたが、複数の町村派幹部は「安倍氏は立候補を本気で考えている」と語った。【佐藤丈一】
福岡市の「自転車の安全利用に関する条例検討委員会」(委員長、石森久広・西南学院大教授)が28日、「すべての自転車利用者はヘルメット着用に努めなければならない」とする見解をまとめた。同検討委は次回最終会合で見解を盛り込んだ条例素案を策定する見通し。 検討委は、市内で自転車事故が多発していることを受けて今年1月、市が条例制定を目指し、有識者や自転車販売業者など18人で組織した。 28日は4回目の会合。08年の改正道交法が、13歳未満に対して自転車利用時のヘルメット着用に努めなければならないと定めていることから、これを更に拡大すべきだとする意見が出て、まとまった。市によると、自転車の安全利用に関する条例は全国9自治体で定めているが、同趣旨の規定はないという。 また、同検討委は同日、6歳未満の幼児を自転車に同乗させる場合、幼児にヘルメットを着用させなければならないことも決めた。こちらは、全国では京
松山市の日浦小(小野誠一校長、児童数44人)が、24日から1泊2日で予定していた北九州市などへの修学旅行を延期したことが分かった。北九州市が東日本大震災の被災地のがれきを受け入れたことで、保護者が「子供たちを行かせるのは不安」と反対したため、行き先を変更する方針を決めた。 同校によると、修学旅行は6年生6人全員が参加。24日に広島市から北九州市の遊園地「スペースワールド」へ向かい、同市内で宿泊。25日に山口県を訪れる日程だった。 しかし、北九州市が23日、宮城県石巻市のがれきを受け入れ、西日本で初の試験焼却を始めたため、6年生の保護者全員が反対し、学校側が延期を決定。児童には24日朝に説明した。小野校長は「安全を確認して説得したが、保護者の総意なので受け入れた」と説明している。【栗田亨】
警視庁亀有署柴又交番の男性巡査長(25)が、原付きバイクの部品窃盗事件で採取したDNA型鑑定用の血痕や指紋データを紛失していたことが2日、分かった。パトロール用自転車の後部荷台に入れていた。同署は盗難にあった可能性もあるとみて調べている。 警視庁地域総務課によると、巡査長は3月30日午後10時ごろ、部品盗難事件の現場でDNA検体や指紋を採取し、その試料を自転車の荷台の箱に入れたまま、31日午前0時から4時半ごろまで管内をパトロールしていた。午前7時の点検で紛失に気づいたが、巡回中に職務質問した相手の名前や住所が書かれたノート1冊もなくなっていた。 荷台の箱にはカギがついていたが、パトロール中は何度か開閉し、点検時は開いたままの状態だった。警視庁によると、DNA検体などの試料は交番などで保管するのが原則という。【小泉大士】
福島第1原発事故の放射線による健康被害への不安は、宮崎でも多くの家族が避難生活を送るように、特に小さな子供がいる保護者にとって深刻だ。 ホメオパシーと呼ばれる民間療法がある。病気の原因物質を水で極度に希釈して服用すれば、自然治癒力が高まり病気が治るという理論に基づく。欧州発祥で約200年の歴史が強調されるが、医学の進歩でその有効性はほぼ否定され、治ったという体験談は暗示によるプラシーボ(偽薬)効果、自然軽快と一般的に評価される。 しかし、この療法の推進団体「日本ホメオパシー医学協会」(東京都)は、東日本大震災の被災地で放射能を除去できるとPR。さらに、この団体代表が創業した健康食品会社「ホメオパシージャパン」(同)は昨年7月、フクシマの名前を冠した商品を発売。福島の土を水に溶かして染みこませたレメディーと呼ぶ砂糖玉だ。 福島県放射線健康リスク管理アドバイザーの高村昇・長崎大教授(被ばく医療
大阪市の橋下徹市長は18日、ツイッター上で読売新聞グループ本社の渡辺恒雄会長・主筆に対し、「渡辺氏の方が独裁じゃないか」と批判した。渡辺会長は今月発売された月刊誌で、橋下市長の発言や政治手法について「(ナチスドイツの)ヒトラーを想起する」との危惧を示していた。 渡辺会長は月刊誌「文芸春秋」(4月号)で、橋下市長の持論である憲法改正の要件緩和などを評価した上で、橋下市長が選挙について「ある種の白紙委任」と発言したことについて、「私が想起するのはアドルフ・ヒトラー。ヒトラーは首相になった途端『全権委任法』を成立させ、これがファシズムの元凶になった。非常に危険な兆候だと思う」などと指摘していた。 これに対し、橋下市長はこの日、ツイッターで「論理の飛躍」などと反論した。ヒトラーの時代と比べ、メディアや議会のチェックがあることを理由に「独裁なんてやりようがない」とし、更に「渡辺氏の方が読売新聞社だけ
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