【4月30日 AFP】ハンガリーは29日、多額の費用をかけた人口減少対策の一環として、2人以上の子を持つ女性の所得税を免除する法案を可決した。 ナショナリストのオルバン・ビクトル首相率いる政府は2010年以降、補助付きローンや住宅手当、4人以上の子を持つ女性の所得税免除など、さまざまな対策を講じてきた。 29日に議会で可決された新法案では、2人の子を持つ40歳未満の女性は来年から所得税を免除される。対象は段階的に拡大され、2029年までに2人以上の子を持つ女性全員が所得税を免除される。 3人の子を持つ女性は、今年10月から所得税を免除される。 オルバン氏はこの措置を「欧州最大の減税プログラム」と呼び、ハンガリーを「家族向けタックスヘイブン(租税回避地)」に変えるだろうと述べる一方で、「財政的に実現は容易ではない」とも述べた。 経済学者らは、この措置が財政的に大きな負担になると警告しており、
