週刊誌「週刊現代」の記事で名誉を傷つけられたとして、元タレントの島田紳助=本名・長谷川公彦=さん(55)と吉本興業は24日、発行元の講談社と同誌編集長を相手取り、計1億6500万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。 吉本興業によると、島田さんが暴力団関係者との親密交際を理由に芸能界を引退した問題に絡み、名誉毀損で報道機関を提訴するのは初めて。 訴状によると、週刊現代は今月15日号で、「切っても切れない『島田紳助と暴力団』」などと題した記事を掲載。島田さんが暴力団員と同席し、不動産取引の交渉を行っていたと指摘し、吉本興業についても「(島田さんが)極道の世界の一員と知りながら契約を結んでいた」と言及した。吉本興業側は「全くの捏造記事に他ならない」などと主張している。◇週刊現代編集部の話 「記事の内容には自信を持っている。今後も暴力団と島田紳助さんの関係について取材を続け、特集を組