レッドソックスの伝説の4割打者、テッド・ウィリアムスさんの遺体が冷凍保存されていた米アリゾナ州の施設で、職員が遺体の首を不適切に取り扱っていたことが告発され、全米で話題になっている。元職員が2日までに告発本を出版して明らかにした。 告発本「フローズン」の中で、元同施設役員で著者のラリー・ジョンソンさんが同僚の蛮行を明らかにした。同僚は喜々として首を切り落とし、凍った頭を野球の練習に使うなどしたという。ジョンソンさんは耐えきれずに辞職して告発したが、命を狙われたため住居を転々とした。 同施設「アルコー延命財団」は、将来的に蘇生させることを目的にした遺体を液体窒素の中で冷凍保存する設備を備えていた。著名人など50人の遺体が保存されているという。 2002年7月に83歳で死去したウィリアムスさんは自分の死体を冷凍保存する旨の遺言を残したとされる。冷凍保存を望んだ長男と、火葬を希望した長女が