無線電波や天然の電磁波などを「回収」して電力に変換し供給するという、ニコラ・テスラが100年以上前に提唱していた夢の無線送電システムが現代に甦ったかのような話が現実味をおびてきた。 ハワイのホノルルを拠点とするINFRGY(インファジー)は、電磁波という「大気中にあふれる自然の力」をエネルギー源とする新しい「エネルギー収穫技術」を開発し、世界初のプロトタイプを完成させた。これはインドのカシミール工科大学との共同開発によるもの。同大学での実証実験が成功し、現在はインドの国立工科大学スリナガル校でさらなる研究が進められている。 インドの高等教育の質保証を行う政府機関NAACによる研究の認定証には、「無線でエネルギーを効率的に捕獲し増幅して供給するエネルギー装置」という特許出願中の装置の説明が書かれているが、テスターほどの小型デバイスで、直流と交流の両方で、出力が入力を大幅に上回ったとある。入力
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