大阪府と大阪市を再編する大阪都構想の制度設計を行う法定協議会の第7回会合が13日、府庁で開かれ、効果額などを盛り込んだ松井一郎知事と橋下徹市長の案について本格的な議論をスタートさせた。橋下氏が代表を務める大阪維新の会と協調路線をとってきた公明党が都移行の具体的な工程表がないことなどを批判。維新以外の全会派から異論が相次ぎ、橋下氏らは四面楚歌(そか)の状態になった。15日に告示される堺市長選では、同市の都構想参加の是非が争点となる。 「(都移行の目標である)平成27年4月までの工程表を早急に出していただきたい」。会合で公明市議がこう迫った。事務方が制度設計などに関する議論を先に深めることを要請すると、「非常に残念。議論に意欲が持てない」と不快感を露わにした。 即座に松井氏が「工程表を示すなら、(工程表通りに)協議を進めるという議決がほしい」と反論したが、市議は「聞いている人は『知事がおかしい