9月7日、潜在成長力を引き上げるアベノミクスの第3の矢は、実行されないとの「冷ややかな目」が安倍政権に注がれていると言えそうだ。都内で5月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai) [東京 7日 ロイター] - 安倍晋三政権に望んでいる政策は労働市場の規制緩和や社会保障制度改革だが、実際に実行されるのは補正予算編成や追加金融緩和──。ロイターが民間シンクタンク15社を対象に行った緊急調査で、市場関係者が求めている政策と予想される現実に大きなかい離があることが分かった。 潜在成長力を引き上げるアベノミクスの第3の矢は、実行されないとの「冷ややかな目」が安倍政権に注がれていると言えそうだ。 この調査は今月2日─4日に実施、安倍政権が実行すべき政策と実行しそうな政策を聞いた。選択肢は追加金融緩和、補正予算編成などの景気対策、労働市場の規制緩和、医療分野の規制緩和、農業分野の規制緩和、財政