7月6日、日本外国特派員協会(FCCJ)で国会議員・水産庁担当者・NGOの三者が同席する異例の記者会見が開かれました。中身は先の国会で成立した調査捕鯨新法:「商業捕鯨の実施等のための鯨類科学調査の実施に関する法律」、すなわち〝美味い刺身〟法について。 会見に臨んだのは自民党の参議院議員江島潔氏、水産庁捕鯨室長髙屋繁樹氏、そして日本で長年捕鯨問題に取り組んできたイルカ&クジラ・アクション・ネットワーク(IKAN)の事務局長倉澤七生氏。 江島氏はいわゆる永田町の捕鯨族議員、高屋氏は業界団体を天下り先とする水産官僚、そして倉澤氏が一般市民を代表する形。 ひとつ奇妙なのは、海外プレス向けの説明役を引き受けたのが、同法案を先の国会に提出した民進党徳永エリ議員なり自民党山田修路議員ではなく、江島氏だったこと。建前上FCCJが招いたことになってますが、打診があってから〝適任者〟として彼が抜擢されたのは間