鶏のササミを水で炊き、生のワカメと刻んだタマネギを合わせたサラダを良く食べる。 先日、大豆ごはんを食べた時、大粒の塩が余ったので、そのサラダにかけてみた。 すると、想像をはるかに超えて、うまかった。 いつもは淡白にしか感じないササミの香りがふんわりと、ワカメの舌触りも自然*1。何よりも、タマネギのシャキシャキした歯ざわりが、ドレッシングに浸かった場合と違って消えることがない。……なるほど、サラダの根本はソルトだ。 もともと素材の味を楽しむことが好きで、たとえばコロッケやトンカツにはソースをかけなかったりするのだが、それでも山岡士郎の気分がわかるほど美味に感じるのは珍しい。 ……ただ、塩は微妙な量の調整が必要だから、注意しないとすぐかけすぎて不味くなるので注意。 山岡士郎といえば、ごはんに冷水をかけるだけの料理は、本当にうまい。 料理と呼ぶべきかもわからない簡素なメニューだが、そのうまさは『