下位なら熱心な先生も犯人? 「仕事のデータが公にならなければ教員は必死にならない」「2年連続でこんなザマなら民間では減給も当たり前だ」…。全国学力テストの市町村別データ公表をめぐり、大阪府の橋下徹知事がそう言ってこだわっているのは、学力低迷の“犯人”を明らかにすることである。 本欄には、知事のこうした姿勢を支持する声が圧倒的に多く届いているが、府内の50代の母親は次のようなメールを寄せた。 《優秀な市町村にも下位の市町村にも、教育熱心な先生、そうでない先生の両方がおられるはず。「自治体の平均点が悪い」と一くくりにされては、頑張っている先生が気の毒です》 府南部の母親(44)も《学級崩壊などの事情を抱えながら、一生懸命指導してくださる先生もいます。下位ならその先生方も責められるのでしょうか》 また、高校1年の娘を持つ母親(42)は《子育てを通して、教員の資質よりも所得格差のほうが学力の差につ