15日に投開票が行われた東京・足立区議選では、計10人を擁した民主が、わずかに現職3人の当選にとどまり、4月の統一地方選に続き惨敗した。 党内からは、菅内閣の支持率が低迷する中、「現状の認識が甘かった」との反省と同時に、「このままでは党全体の致命傷となる」と危惧する声も上がっていた。 前回2007年の区議選で7人を擁立、6人が当選した民主党は、新人4人を新たに加えて今回の区議選に臨んだ。しかし、4人はいずれも落選、現職3人もかなわず、同一会派を組んでいた無所属区議を除き、議会内での勢力を半減させた。5期目を目指したが落選した秋山秀俊区議(62)は、「現実的な調整ができていなかった」と、内閣支持率が低迷する中、あえて候補者数を増やした都連や党本部の判断に疑問を投げかけ、「党主導で進めていく候補者選定のあり方は、見直すべきでは」と悔しさをにじませた。また、2期目がかなわなかった工藤哲也区議(4