参院議院運営委員会は5日、山本太郎参院議員(無所属)が秋の園遊会で天皇陛下に手紙を手渡した問題について協議したが、結論は出ず、岩城光英委員長(自民党)が山本氏と会い、出処進退をただすことにした。山本氏に対しては与野党を問わず、「皇室の政治利用に抵触する可能性がある」との批判が相次いだが、前例のない行為のため参院議運委の対応が焦点となっていた。 【その瞬間を写真で】天皇陛下に手紙のようなものを手渡す山本太郎参議院議員 参院議運委は1日、岩城委員長が山本氏を国会内に呼び事情を聴いた。山本氏はその際、東京電力福島第1原発事故の影響を手紙で伝えたかったと説明し、自身の行為について「政治利用ではないと思う」と述べていた。 5日の参院議運委では、アントニオ猪木参院議員(日本維新の会)が参院の許可を得ずに北朝鮮に渡航した問題についても協議し、7日の帰国後に事情を聴くことにした。【影山哲也】
民主党が海江田代表のもとで「奇妙な安定」(党幹部)を示している。 衆院選・参院選の惨敗で党内の結束が最優先課題となり、敵を作らない海江田氏の温厚な人柄が評価されはじめたことが大きい。海江田氏について、野党時代の自民党を率いた谷垣禎一・前総裁(現法相)になぞらえる声も出ている。 海江田氏は4日、北海道で農業の現場を視察した。昨年12月の代表就任以来、「靴底減らし運動」と名付けて取り組む地方行脚の一環だ。帯広市ではビートの収穫作業に参加し、政府が進める環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について農家と意見交換。海江田氏は「国益が本当に守られるのか、政府をただしていく」と強調した。 7月の参院選後、代表続投を宣言した海江田氏には批判が相次いだ。しかし、「海江田降ろし」の動きは沈静化している。 党執行部と距離を置く6人衆の面々は定期的に会合を重ねているが、「ポスト海江田」に向けた行動には至っていない
政府は、北朝鮮の核ミサイル開発や中国の海洋進出をにらみ、最新鋭の迎撃ミサイルを搭載したイージス艦を新たに2隻建造する調整に入った。 複数の関係者が明らかにした。政府は現在6隻のイージス艦を保有しており、年末に決定する新たな「防衛計画の大綱」(防衛大綱)で計8隻態勢にする方針を明記したい考えだ。 海上自衛隊のイージス艦は、日本の弾道ミサイル防衛(BMD)の中核を担っている。現在保有する6隻のイージス艦のうち、4隻は迎撃ミサイル「SM3」を搭載し、他国のミサイルを地上配備レーダーとともに探知・追尾して大気圏外で撃ち落とす能力がある。 政府は、残る2隻にも米国と共同開発中の次世代型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」を搭載する方針で、改修準備を進めている。 今回、新たに建造する2隻のイージス艦は、10年以内に配備される見通しだ。具体的には、「SM3ブロック2A」の開発が終了する2017年以降、数年
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