韓国の主要各紙は21日、安倍政権が公表した「河野談話」の検証結果を朝刊の1面トップで報じ、「日本、『慰安婦強制動員』否定をねらう」(東亜日報)などといっせいに批判した。韓国政府に強力な対抗措置を求める意見もあり、日韓関係のさらなる悪化は避けられない情勢だ。 東亜日報の社説は「安倍首相は『反人類戦争犯罪の擁護者』の烙印(らくいん)を望んでいるのか」との見出しを掲げた。河野談話作成当時の韓国側実務責任者が東亜日報の取材に対し、「日本と文案交渉を行ったことはない」と語ったとした上で、「河野談話を韓日間の政治的な妥協の産物かのように道連れにする作戦も卑劣だ」と報じた。韓国政府に対抗措置を求めるとともに、7月に予定されている中国の習近平(シーチンピン)国家主席の訪韓を「韓中が日本に強力な警告を送る機会にならなければならない」とした。また、朝鮮日報は「日本、『河野談話』を汚す」、中央日報は「安倍首相、