数年前からノーベル文学賞発表の季節になると、村上春樹さんが受賞するかも、という報道を目にするようになりました。世界を見渡してみると、日本の小説には無い魅力を持った良作や、驚きに満ちた問題作がたくさんあるんです。 日本で今年、翻訳刊行された数々の小説の中から、これまで各紙誌の書評委員を務め、『風と共に去りぬ』の新訳が話題の翻訳家・鴻巣友季子さんに、2015年のベスト12作品を選んでいただきました。海外ではこんな作品が書かれているのか!とびっくりすること間違いなし。ぜひ年末年始は海外にも目を向けてみて下さい。 【←2015年日本小説ベスト12はこちら】 * * * ノーベル賞候補と囁かれるアメリカ人作家 1 リチャード・パワーズ『オルフェオ』木原善彦/訳 新潮社 遺伝子操作が日曜大工感覚でできるようになったら?――そんな世界はもうすぐそこまで来ているのかもしれません! パワーズには『幸福の遺伝
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