英シンビアンのSymbian OSは高機能な携帯電話オープンOSの代表格だ。成長著しいビジネス市場向けの「スマートフォン」で圧倒的なシェアを誇るのはもちろん、ミドルクラスのコンシューマー市場にも広がりを見せている。日本でも、富士通、三菱電機、シャープ、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの4社が採用。さらに日本市場に積極的に参入するノキア、モトローラの製品もSymbian OSを採用している。これらの端末メーカーから日本市場に出荷された携帯電話はすでに39機種に上り(2006年9月末時点)、累計出荷台数は2006年6月に1000万台を超えている(7月12日の記事参照)。日本のメーカー、そしてユーザーにとっても、“Symbian OS”はとても身近な存在だ。 なぜSymbian OSは多くの端末メーカーから選ばれているのか。また今後の日本市場にどのようなインパクトを与えるのか。シ