不景気の中で迎えるゴールデンウイーク(GW)。受注が減って長期休暇にせざるを得ない企業もあり、25日から16連休に入った人もいる。「お金はないのに」と長すぎる休みに戸惑う声があがる一方で、自己研鑽(けんさん)や小遣い稼ぎに励もうという動きもある。 「頼むから休んでくれ」。外資系コンピューター会社で働く横浜市の40代の男性は上司に16連休を取るよう懇願された。担当プロジェクトの予算が足りず、人件費を削るという。夏のボーナスも減る見通し。「家でダラダラ過ごすしかありません」 富山県の機械設計会社で働く20代男性も受注減で16連休。年明けから残業がなくなり、結婚を控え、自宅のローンも抱える。「人生設計すらままならないのに、素直に喜べない」と話す。 石川県の工作機械メーカーに勤める男性社員(59)は、29日からの12連休を利用して息子夫婦がいる台湾に出かけ、生まれたばかりの孫に会う予定だ。「