広島少年院(広島県東広島市、佐藤公昭院長)の法務教官4人が、収容されている約50人の少年に暴行を繰り返していた問題で、教官の1人が少年(19)を裸にして股間を触ったり、風呂場で別の少年の頭を何度も湯につけたりするなどの虐待をしていた疑いのあることが、保護者らへの取材でわかった。 少年(19)の母親によると、この少年は昨年12月に収容された。その後、施設内で教官から裸になるよう強制された。教官は他の少年が見ている前で、股間をつかみ、周りにいた少年2人にも触るよう命じた。少年(19)が声を上げると「声を出すな」などと言って殴ったという。 少年院側はこの母親に対し、教官が少年の股間をつかみ殴ったことを認めているという。母親は朝日新聞の取材に「明らかに性的虐待でまるで拷問。少年院は大人を信用させて社会復帰を促す施設のはずなのに」と憤った。 また、元収容者の少年(17)によると、今年2月ごろ、