2008年02月23日 学習指導要領の課題を現場の努力で、 今日は、前々記事『新学習指導要領改定案の公表』を受け、学習指導要領の問題点を、実証的に考察してみたいと思う。 そのうえで、教育現場が、どう、その問題点を克服していったらよいか、学校、教員の努力すべき点についてもふれてみたい。 1.不思議な単元(『知識・技能』偏重か) 3年生の国語(光村)に、『せつめい書を作ろう』という教材がある。単元名は、『まとまりに分けて書こう』。 わたしは、何とも不思議な単元だと思っている。この単元に限ったことではないが、わたしが担任だったころはなかった(・・・のではないか。)。 近年、学力低下論が叫ばれ、短絡的、表面的な意味での『基礎・基本』習得を目指す動きが活発だ。そのなかで、生まれた単元ではないかと思われる。 それ以前は、物語だとか、説明文だとかに関連させて、そうした単元の中で扱うようになっていたと思う