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isasに関するYaSuYuKiのブックマーク (405)

  • 「あかり」による大マゼラン雲の赤外線天体カタログ、世界へ向けて公開 - あかり (ASTRO-F) 観測成果

    「あかり」による大マゼラン雲の赤外線天体カタログ、世界へ向けて公開 2006年2月に打ち上げられた日初の赤外線天文衛星「あかり」は、翌2007年8月までに全天をくまなく観測する「全天サーベイ」を行いました。これと平行して「あかり」はいくつかの領域を集中的に観測する「指向観測サーベイ」も行いました。その一つ、大マゼラン雲の近・中間赤外線サーベイについては、これまでにもサーベイ初期成果(「銀河の生い立ちに迫る-大マゼラン星雲の赤外線画像-」、2006年11月1日)、超新星残骸の研究(「『あかり』が探る大マゼラン星雲の超新星残骸」2008年11月19日)などの成果を報告してきました。今回、この大マゼラン雲サーベイプロジェクトの集大成とも言うべき、大マゼラン雲の赤外線天体カタログとスペクトルカタログを世界中の研究者に公開しました。 このカタログは、東京大学の加藤大輔研究員(当時)、下西隆氏(当時

  • ISAS | 観測ロケットS-520-28号機 打上げ終了 / トピックス

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、微小重力環境を利用した均質核形成実験を目的とした観測ロケットS-520-28号機を2012年12月17日16時00分00秒(日標準時)に、内之浦宇宙空間観測所から上下角76度で打ち上げ、実験は計画通り終了しました。 ロケットの飛翔および搭載機器の動作は正常で、計画どおり発射後10秒に炭酸カルシウムの核形成実験を開始し、60秒にノーズコーンを開頭、62秒にスピン制御モードに移行しました。宇宙ダストの核形成再現実験は打ち上げ後100秒に開始しました。その後、ロケットは283秒に最高高度312kmに達した後、内之浦南東海上に落下しました。 今回実施した2種類の実験のうち、炭酸カルシウム核形成実験では、炭酸イオンとカルシウムイオンを含む11種類の異なる濃度の水溶液から核形成を行い、生成した結晶核による光散乱強度と溶液インピーダンスの連続測定を行いました。宇宙ダ

  • JAXA|S-520-28号機 打上げ結果について

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、微小重力環境を利用した均質核形成実験を目的とした観測ロケットS-520-28号機を平成24年12月17日16時00分00秒(日標準時)に、内之浦宇宙空間観測所から上下角76度で打ち上げ、実験は計画通り終了しました。 ロケットの飛翔および搭載機器の動作は正常で、計画どおり発射後10秒に炭酸カルシウムの核形成実験を開始し、60秒にノーズコーンを開頭、62秒にスピン制御モードに移行しました。宇宙ダストの核形成再現実験は打ち上げ後100秒に開始しました。その後、ロケットは283秒に最高高度312kmに達した後、内之浦南東海上に落下しました。 今回実施した2種類の実験のうち、炭酸カルシウム核形成実験では、炭酸イオンとカルシウムイオンを含む11種類の異なる濃度の水溶液から核形成を行い、生成した結晶核による光散乱強度と溶液インピーダンスの連続測定を行いました。宇宙ダ

  • 配信番組「はやぶさ2の今、来年度予算と宇宙基本計画」のお知らせ

  • ISAS | 第95回:第二の人生にワクワクしています / 宇宙・夢・人

    むらかみ・ひろし。1952年、愛知県生まれ。理学博士。名古屋大学理学部卒業。同大学院理学研究科物理学専攻博士課程中退。名古屋大学理学部助手を経て、1988年より宇宙科学研究所助教授。1997年より教授。「あかり」プロジェクトマネージャーを務める。

  • ISAS | 観測ロケットを用いた超高層大気領域の研究 / 宇宙科学の最前線

    青空のかなたには何があるでしょうか。 「宇宙」と答える方が多いかもしれませんが、雲が浮かぶ高度約10kmまでの対流圏の外側には成層圏、中間圏、熱圏とさまざまな領域が広がっています(図1)。高度約80km以上の空間は大気の一部が電離していることから、電離圏と呼ばれています。電離圏は、我々が生活する地上とも宇宙空間とも異なる極めて特異な領域です。ここでは「超高層大気領域」という一般的な名称を用いることにしましょう。稿では、この領域の特徴と現在行われている研究を、分かりやすく紹介したいと思います。 超高層大気領域の特徴で最も顕著なものは組成です。下層大気は中性大気のみ、宇宙空間では(大気が電離した)プラズマが99%以上を占めますが、超高層領域には中性大気とプラズマが共存します。プラズマは電場や磁場の影響を受けながら運動しますが、大気はそうではありません。しかも両者間には衝突があるので、電磁場の

  • ISAS | 上杉邦憲 JAXA名誉教授、「第36回 Allan D. Emil記念賞」受賞 / トピックス

    この度、上杉邦憲 JAXA名誉教授は、宇宙探査に関する約40年に渡る長年の功績が認められ、「第36回 Allan D. Emil記念賞」を受賞しました。上杉名誉教授は、宇宙探査の体系的な研究や推進技術、軌道力学などについて130を超える学術論文を執筆し、宇宙探査の分野に大きく貢献されました。 上杉名誉教授は、日初の宇宙探査ミッションでハレー彗星を目指した「さきがけ」及び「すいせい」、後の探査ミッションで多用されたスイングバイ航法を確立した「ひてん」、また二重月スイングバイ軌道をたどるよう設計されたGEOTAIL衛星、そして、NASAやオーストラリアとの国際協力をベースに、世界初となる小惑星からの試料採取を成功させた「はやぶさ」など、数々のミッションを率い、そして成功を収めてきました。 長きに渡って数々の宇宙探査ミッションに貢献する一方、研究所や大学での研究活動や工学実験なども実施し、より

  • ISAS | 次世代の宇宙輸送はハイブリッドロケットで! / 宇宙科学の最前線

    はじめに 宇宙工学の代表的な成果といえば、宇宙ロケットと人工衛星です。言うまでもなく、前者は宇宙空間に物資や人を輸送するための技術、後者は軌道上にあってさまざまな用務を果たすための技術です。宇宙研は1950年代にロケットの研究開発に着手し、1970年に国産初の人工衛星打上げに成功後、M(ミュー)型ロケットを発展させて、多くの科学衛星を打ち上げてきました。これらの宇宙工学研究開発は、現在開発中のイプシロンロケット、再使用観測ロケット、水星探査機BepiColombo、X線天文衛星ASTRO-Hなど、ロケットや衛星開発に継承されています。 ここでは、これからの宇宙輸送と社会の要請に応えるために、大学と宇宙研の研究者がワーキング・グループ(HRrWG)を結成して取り組んでいるハイブリッドロケットの研究について紹介します。 ハイブリッドロケットの長所 ハイブリッドロケットの長所は、安全性、高性能、

  • ISAS | 第94回:美しい宇宙研を次世代に / 宇宙・夢・人

    ひらはら・だいち。1984年、東京都生まれ。工学修士。横浜国立大学大学院工学府物理情報工学専攻修士課程修了。2009年、JAXA入社。 企業のエンジニアだった父が、科学雑誌『Newton』を定期購読していて、家の棚にバックナンバーが並んでいました。幼稚園のころ、それらを取り出して、科学衛星の観測画像や深海生物の写真などに好奇心を刺激され、気になったことは父に質問したりしていました。 やがて自分でも記事を読めるようになるにつれ、難しい宇宙探査の実現や科学的な発見には、技術の発達が不可欠なことに気付くようになりました(今では経済や政治的背景から技術以外の発展要素の重要性も見えてきましたが)。私は子どものころからロジカルに物事を考える癖があります。日が強いエレクトロニクス技術を学べば、世界でも通用する実力を付けることができるはずだ、と考えました。そして家族や教師の勧めもあり、早くから専門的な

  • ISAS | 第8回:イプシロンロケットの誘導制御系 / イプシロンロケットが拓く新しい世界

    イプシロンロケットの誘導制御系 イプシロンロケットの誘導制御系も、開発コストの削減や開発期間の短縮のため、M-VやH-IIA/Bロケットなどで開発済みのコンポーネントを活用した構成となっています。誘導制御系の全体構成図を下に示します。 1段および2段推力飛行中のピッチ/ヨー制御は可動ノズル(MNTVC)装置により行います。また、その期間のロール制御とモータ燃焼終了後の3軸制御については、1段は固体モータサイドジェット(SMSJ)装置、2段はヒドラジンガスジェット装置により行います。 3段はコスト削減と軽量化のために固定ノズルスピン安定方式を採用しました。小型液体推進系ポスト・ブースト・ステージ(PBS)を搭載したオプション形態では、3段ステージの軌道誤差をあらかじめ低減する目的で、スラスタ1基によるラムライン制御(スラスタをスピン1回転につき1パルス噴射することによる姿勢制御)を行います。

  • 日本の新型ロケット 来夏打ち上げへ | NHK「かぶん」ブログ:NHK

  • ISAS | 2012年度第二次観測ロケット実験の実施について / トピックス

    JAXA宇宙科学研究所は、2012年度第二次観測ロケット実験において、S-520-28号機による観測実験を行います。 【打上げ予定日】下記最新情報をご参照ください。 【実験場所】内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町) 最新情報 2012年12月18日更新 観測ロケットS-520-28号機の打上げは、2012年12月17日(月)16時00分に行われ、実験は計画通り終了しました。 観測ロケットS-520-28号機 打上げ終了(2012年12月17日 トピックス)

  • ISAS | 第93回:「アポロ13号」の管制室に憧れて / 宇宙・夢・人

    ひろせ・ちかこ。1980年、大阪府生まれ。お茶の水女子大学理学部物理学科卒業。同大学大学院人間文化研究科理学専攻物理科学コース修士課程修了。2004年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)統合追跡ネットワーク技術部開発員。2010年より現職。 金星探査機「あかつき」の軌道設計を担当しています。「あかつき」が2010年12月に金星周回軌道への投入に失敗した後、あらためて金星の周回軌道に入るためにはどうしたらよいか、その軌道設計を行いました。2011年11月に計画通りの軌道修正に成功し、現在は2015年に金星の周回軌道投入に再びチャレンジできる軌道を飛行中です。軌道修正を行ったときは、私も運用室で探査機の速度変化を示すモニターを見つめていました。計測値が計画通り変化して軌道修正が成功した瞬間、ほっとしました。軌道投入失敗からの1年間、「あかつき」の軌道のことばかりを考えていたので。 いいえ。JAX

  • ISAS | 第7回:イプシロンロケットのアビオニクス / イプシロンロケットが拓く新しい世界

    ここでは、それらの特徴のいくつかをご紹介します。 点検機能の機体搭載化 イプシロンロケットが目指す運用性向上のための目玉の一つが、この点検機能の機体搭載化です(図2)。 実際には、機体点検機能は地上側の発射管制設備(LCS)と適切な機能配分を行っており、その中でも火工品回路点検機能を機体側で、またカウントダウン中の機体健全性確認機能を機体側と地上側双方で行います。前者は小型火工品回路点検装置(MOC)と呼ばれる機器で点検を行い、フライト前に取り外すことで繰り返し使用を可能としています。後者は即応運用支援装置(ROSE)と呼ばれる機器で、カウントダウン開始からリフトオフ直前まで機体の健全性確認を行います。 現在、各機器を組み合わせた検証をシステムメーカー(IHIエアロスペース)で実施しており、所定の機能が期待通りであることを確認するとともに、運用性向上の観点からさらなる改善への取り組みを行っ

  • "はやぶさ2"体制強化し開発加速へ | NHK「かぶん」ブログ:NHK

  • ISAS | 自然が物理学の願いをかなえるとき / 宇宙科学の最前線

    理学が何であるかは誰もが知っていますが、「物理学者は何をしている人々なのか?」という問いに答えるのは簡単ではありません。まず思い付く答えは、「自然界のありとあらゆる姿を研究する人」ということかもしれません。確かにこの答えは正しいのですが、物理学の真髄を伝えてはおらず、物理学がいかに発展するかを理解できないという点で意味のないものです。物理学の発展は、「光」の概念がどう変わってきたかを例にして説明することができます。 昔の科学実験によって光は波であることが明らかになり、それが電磁波という考え方につながりました。しかしその後、光はある条件下では粒子のように振る舞うことが発見され、この粒子は「光子」と名付けられました。「波」と「粒子」という正反対の性質は量子論の枠組みの中で見事に統一されましたが、2つの概念は現代物理学においてもいまだに広く用いられ続けています。 それは、なぜでしょうか? 波と粒

  • ISAS | 第92回:「はやぶさ」が教えてくれた新しい世界 / 宇宙・夢・人

    くになか・ひとし。1960年、愛知県生まれ。工学博士。1988年、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。同年、宇宙科学研究所助手。2005年、教授。2011年より現職。 天文ファンで、ものをつくったり分解したりすることも好きでした。天体撮影が趣味となり、カメラを改造して望遠鏡に取り付けて撮影し、現像も自分で行いました。でも、天体撮影は高校のときにやめました。お金持ちの友達がいて、高い機材を使って撮影していました。きれいな天体写真を撮る勝負では、絶対に勝てないんです。それで、所属していた天文部で流星の2点観測を始めることにしました。30kmほど離れた地点で同じ流星を観測すると、それが太陽のまわりをどんな軌道で回っていたのかが分かります。観測に適した場所を探したり、泊まる宿の人と交渉したり。私は2010年に、流星となって帰還した「はやぶさ」のカプセルを回収しにオーストラリアへ行きましたが、昔

  • ISAS | 第6回:イプシロンロケットの構造系 / イプシロンロケットが拓く新しい世界

    イプシロンロケット実証機E-Xの構造系仕様 イプシロンロケット実証機E-Xの構造系開発は、(第一段階として)短期間で確実な開発を進めるため、M-VロケットおよびH-IIA/Bロケット(以下、H-IIA)ですでに開発済みのコンポーネントを流用または一部改修して流用しています。主要な構造コンポーネントと、それらの新規・改修・流用を区別したものを図1に示します。 1段モータより後端側はH-IIAロケット用ブースタSRB-A、1段モータより先端側はM-Vの2段・3段・4段の既開発品を流用します。一方、新規開発となるコンポーネントは、主に4つあります。まず、2段および3段モータケースです。モータ仕様はM-Vの2段・3段モータを流用しますが、ケースはM-Vで使用していた材料の入手性が悪くなってしまったことを受け、材料や製造工程を見直し、低コストかつ高性能化を図りました(後述)。第3段機器搭載構造は、M

  • ISAS | びっくりするコンピュータ / 宇宙科学の最前線

    我々にはとうていできそうにない計算を、ひょいとやってのけるコンピュータ。それを頭脳に持つロボットが映画に出てくると、冷徹で無慈悲なやつとして描かれることが多い。1か0かに切り分けるデジタル処理の様子が、そんなイメージを想起させるのだろうか。そんなクールなコンピュータがびっくりする、と知ったら、あなたはびっくりするだろうか。 コンピュータチップ コンピュータのメイン部品は、メモリやプロセッサといったコンピュータチップと呼ばれるものだ。実体は、縦横1cm程度のピカピカした薄い金属板である――正確には金属ではないのだが見た目の連想はそれで構わない。とてもきれいなものだ。だからといって、パソコンのふたを開けて見てやろうと思わない方がいい。封印されていて見えないから。そこで今回は、封印されていないピカピカのコンピュータチップの写真を用意した。(タイトル画像参照)これを見る機会はそうそうない。 コンピ

    YaSuYuKi
    YaSuYuKi 2012/08/23
    さらっとすごいことが書いてある。放射線のよるエラーは地上でも問題で、重要な信頼性の壁だから、簡単に調べられるようになった効果は大きい
  • ISAS | 第5回:イプシロンロケットの推進系 / イプシロンロケットが拓く新しい世界

    イプシロンの実証機E-Xの上段モータ イプシロンロケット二段階開発の第一段階では、革新的機体システム技術を早期に実証するとともに、近い将来の小型衛星ミッションの要求に応えるため、イプシロンの実証機E-Xを開発します。その第2段、第3段には、「はやぶさ」を打ち上げたM-Ⅴ型ロケット5号機の第3段モータ、第4段(キックステージ)モータの改良型、M-34cモータ、KM-V2bモータを採用します。いずれも比推力300秒台の超高性能の固体モータです。 M-Ⅴ上段モータの開発完了から10年以上が経過した今日、入手できなくなった部品や材料がある一方で、材料技術・製造技術の進歩によってコストの削減と構造の軽量化を同時に達成する改修も可能となっています。E-X開発では、設計、材料、製造工程について8項目の改修を行います。特に、燃焼ガスの流れに直接さらされる耐熱材・断熱材については、M-34cモータの4分の1