SKIP:価値仮説からの第1のピボット SKIPはもともと、筆者が前職のSIer時代に社内向けとして作っていたものをオープンソース化して、その後にクラウドの事業として始めたものです。 ある程度製品が構築されていた状態からビジネスを始めたので、その点においてはリーン・スタートアップ的ではなかったと思います。 SKIPという製品を売っていく際、私の最初の仮説は、「クラウドを使うことに抵抗がなさそうな中小企業をターゲットとして、営業コストを掛けず、オンラインでの販売で完結させて低価格で販売し数を稼ぐ」というものでした。 シリコンバレーでツール販売をしている企業を参考に仮説を立てたのですが、日本市場においては中小企業の方が保守的で、SNSという製品の性質が導入にノウハウが必要だということなどから、結果としてほとんど売れませんでした。 そこから得た学びは、以下のようなものでした。 当時の企業向けのビ
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