茨城県東海村にある日本原子力研究開発機構の実験施設で、装置が誤作動し研究者が被ばくした事故で、被ばくしていた人は、女性2人を含む24人が新たに判明し、合わせて30人に上ることが分かりました。 国の原子力規制庁によりますと、30人もの人が被ばくした事故は国内では珍しいということです。 茨城県東海村にある原子力機構の実験施設では、今月23日正午前、金に特殊なビームを当てて素粒子を発生させる実験中に装置が誤作動し、想定を超える放射性物質が発生しました。 この事故で、男性研究者6人が、放射性物質を体内に取り込んで被ばくをしたほか、放射性物質が施設の外にも漏れ出し、となりの施設のモニタリングの設備3か所で、放射線量が一時上昇しました。 施設には当時、55人が出入りしていて、原子力機構が調べた結果、新たに女性2人を含む24人が被ばくしていたことが判明し、被ばくした人は22歳から55歳の合わせて30人に