経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は車載向けの全固体リチウムイオン電池(全固体LIB)の国際標準化戦略を策定する。2022年度をめどに国際規格・基準への反映を想定した全固体LIBの試験評価法の原案をつくる。電気自動車(EV)需要の拡大に伴う本格普及期を見据え、日本が全固体LIBの国際協調を主導。日系蓄電池メーカーの競争力強化を後押しする。 全固体LIBの耐久性試験データや劣化メカニズムの解析、劣化現象解明を進め、セルや構成材料、部品の劣化要因マップを策定。長期耐久性を短期で予測できる劣化加速試験法を開発する。 量産には安全性を担保する上で標準的な試験評価法の確立が欠かせない。国内では技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(LIBTEC)が電池材料の共通評価基盤の確立を進めるなど研究開発が活発化している。 ただ、車載用蓄電池市場における日本勢のシェアは13
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