去年、大阪からほかの都道府県に本社を移した企業は大阪に本社を移した企業を上回り、40年連続で「転出」した企業が多かったとする調査がまとまりました。 大阪にとっては、2025年に開かれる大阪・関西万博をきっかけに、企業の誘致や育成を進めていけるかが課題となりそうです。 信用調査会社の帝国データバンクによりますと、去年1年間に、▽大阪からほかの都道府県に本社を移した企業は213社、▽大阪に本社を移した企業は153社で、転出した企業が上回りました。 信用調査会社では、大阪から転出した企業が転入した企業を上回る「転出超過」になるのは40年連続だとしています。 大阪から転出した先は、▽兵庫が71社、▽東京が58社、▽奈良が22社などとなっています。 帝国データバンク大阪支社は「新型コロナウイルスの影響で働き方が多様化する中、東京や大阪から拠点を地方に移す動きが出やすい状況だ。大阪にとっては、2025